『マッキンゼーが予測する未来』
世界的戦略コンサルティング・ファーム
マッキンゼーによって提示された
近未来予測本です
↓↓↓
つくづく
従来の価値観や常識が
いとも簡単にひっくり返る
今はまさに激動の時代ですね
いやあ
どうしても先の見通しを立てたくて
つい未来予測とかに目がいってしまう今日この頃
って
この手の本は結構読んでいるんですが
でもやっぱり
少なからぬショックを受けましたね
本文より
「…事実、我々が生きているのは、ほぼいつも不連続なことが起こる世界だと言える。
新しい競合は、ほぼ完璧にこっそりと準備し、突然、爆発的に登場してくる。
幅広く深い堀に守られていると思っていた事業の防御が、簡単に破られてしまったことに突然気づく。
これまで何もないと思っていた所に広大な新市場分野が現れる。…」
おっと
僕らの業界のことをまんま言ってるようで
ゾッとしましたが
これはどの産業や分野にも当てはまる話
本書はそうした状況をもたらす
“4つの強大で破壊的な力”を
丹念な事例とともに提示しています
①経済の重心の移動
②テクノロジー・インパクト
③地球規模の老化
④「流れ(=フロー)」の高まり
と
読み進めていく中で
再三出てくるフレーズがあります
いわく
「直観力のリセットが必要だ」
あなたが長年培ってきた
経験やノウハウ
あるいは嗅覚やセンス
そうした諸々ひっくるめたところの
いわば直観を
まずは疑え、と
いったんリセットせよ、と
まあ
そう簡単な話ではありませんがね…
また
本書で述べられている中で
特には中国
そしてインドに今後もたらされるであろう
経済的インパクトのすごさは
目を見張るものがありますね
さらには
◎都市化の流れ
◎頻発するイノベーション
◎デジタル化された無限の情報
に圧倒され
それがやがて
◎労働力の老化と縮小への対応
…2030年には65歳以上人口が20%を超える
“スーパー老人国”の数が34ヶ国に増加
に至り
そして
◎臨界点に達する消費
を招く、と
また本書の中の
「労働力需給のギャップを解消する」
という章は
これまた興味深かったですね
◎世界中で頻発する「雇用なき経済回復」
…AIの発展普及に伴って生じるであろう
深刻なスキルギャップの問題
いわく
「2020年までに高度のスキルを持った労働者が世界中で4000万人不足し
中程度のスキル保有者が4500万人出現し
並行して9500万人の低スキル労働者の余剰が発生すると推定…」
などなど
果たして僕らは
やがて来るべき未来と
どう向き合うべきでしょうか
本書の終盤の言葉
◎危険よりも機会にフォーカスしよう
というわけで
緻密な分析に基づいて導き出された
様々な示唆や予測
さあ
しっかりと直視して
前に進んでいきたいと思います
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