心構えの表明
先日出席してきました
埼玉新聞創刊75周年記念式典にて
↓↓↓
埼玉新聞創刊号の
社説の一部がご紹介されていました
今から75年前
1944年(昭和19年)10月16日に
現在の埼玉新聞の第一号が発刊されたのですが
本紙の中の社説の一部を
以下、抜粋
「新発足の心構へ」
…
◎おたがひ今少し言ふべきことは言って、正すべきは正したい。本紙は正真正銘百七十万県民の公共機関である。遠慮なく民の声は挙げやうぢゃないか。下意上通を空念仏にはしない。
◎国や県の施政には何をおいても協力する。さればとて尻馬にはのらぬ。また暴走しない。正しく協力しかつ実行する。
…
◎不遠慮ついでながらわれわれ新聞当事者は大禍なからんことを期しているが、同時にこの仕事で大功しやうと考へている。戦う人々の心の糧、戦力の資として新聞が直に役立つならば、以て大功なりと確信する。
以上、社団法人埼玉新聞社発足に当たって決意の一端を申し上げ、大方の叱咤激励を希ふ次第である。
とあります
う〜ん
発刊された1944年10月といえば
まさに太平洋戦争末期の苛烈を極めた時代
政府は戦時下
用紙不足と言論統制の意図から
「1県1紙」の新聞統合方針を決定
全国で848紙あった日刊紙は統合され
わずか55紙になったとのことで
埼玉県内においても
大幅な統合がなされた中での
この発刊
そしてそれに当たっての心構えの
この力強い表明です
いやあ
あらためて
強い決意、心構え
いわば覚悟のほど
読んでいてなんとも
今の自分に必要な一面、スタンスだなと
痛切に感じさせられた次第です
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