美の表現

ふと

いきなりですが

美の表現について

ひとり考察

「人工的・無機的な世界」

と

「生命的・人間的な世界」

の対比を

以下、AIで検索してみました

↓↓↓


① 無機質・人工的

② 人間味・生命的

均整

不均整

シンメトリー

アシンメトリー

垂直・水平

斜め・曲線

正確

ズレ・誤差

平面的

奥行きがある

静止

動きがある

硬い

柔らかい

規則的

不規則

完璧

不完全

無表情

表情がある

冷たい

温かい

制御されている

偶然性がある

建築的

生物的

さらに以下

AIを一部駆使しながら

各種表現による事例を比較

ー絵画

◎レオナルド・ダ・ヴィンチ

《最後の晩餐》(1495〜1498頃)

↓↓↓

IMG_1507.jpeg

ルネサンス的な絵画には

一点透視図法、左右の均衡、幾何学的な構図が強く現れていて

いわば遠近法で

正確な奥行きを描いています

◎葛飾北斎

《富嶽三十六景・神奈川沖浪裏》(1831〜1835頃)

↓↓↓

IMG_1506.jpeg

対してここでは

余白や濃淡によって奥行きを感じさせています

つまり

ダ・ヴィンチ「世界を数学的に整理して見せる」

北斎「世界を人間が感じたまま見せる」

という違いです

ー映画

◎『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014、ウェス・アンダーソン)

↓↓↓

IMG_1508.jpeg

左右対称・正面性・幾何学的構図に

徹底的にこだわった画作りで

無機質な美しさを構築

ただ画面が整いすぎていて

どこか人工的な世界という印象

◎『乱』(1985、黒澤明)

↓↓↓

IMG_1510.jpeg

人物が画面の中で斜めに配置されたり

雨・風・炎・土煙・群衆などが入り乱れ

画面全体を横溢します

そこには

「世界はきれいに整っておらず、混沌に満ちている」

という世界観があります

ー建築

◎ル・コルビュジェ『サヴォア邸』(1931)

↓↓↓

IMG_1511.jpeg

鉄筋コンクリートを利用し

住宅を「床、柱、階段」の

3要素で構成するという

今では当たり前となっている

「ドミノシステム」を提唱

◎『桂離宮・古書院』(1615頃)

↓↓↓

IMG_1515.jpeg

初代・智仁親王により最初に建てられた

最も古い書院で

入母屋造、杮葺(こけらぶき)の屋根

書院造を基本としつつ

軽やかな数寄屋風の意匠を取り入れています

要約すると

・近代建築:直線、均質、ガラス、コンクリート、反復、規則性

それに対する

・古い日本建築:木材の節、歪み、経年変化、陰影、余白、非対称

これは日本の「侘び・寂び」の概念に近く

新品の完全な器より

少し欠けた茶碗に味を感じる

まっすぐな柱より

少し曲がった木材に生命を感じる

つまりは

完全性 → 無機質

不完全性 → 人間味

という構造となります

ー音楽

機械的な音楽だと

・完全に一定のテンポ

・完全に同じ音量

・完全に揃ったリズム

・音程が正確

これを極端にすると

打ち込み音楽や機械音のようになります

ところが

人間が演奏すると

・少し早くなる

・少し遅くなる

・音量が微妙に違う

・息遣いがある

・音程にわずかな揺らぎがある

この「ズレ」が

逆に人間が演奏している感じを生みます

つまりは

完璧なリズムより

微妙な「揺らぎ」が生命を感じさせるのです

ー写真

真正面から顔・身体・背景を

完全に左右対称に配置すると

証明写真、広告、CGのような印象になります

ところが

・少し顔を傾ける

・視線を外す

・身体を斜めにする

・髪が乱れている

・背景に奥行きを作る

・光を左右非対称にする

だけで

その人がそこに生きている感じになります

ー自然

根源的なところで

この考察は

自然界そのものにも当てはまりましょうか

雪の結晶などは

シンメトリーだったりしますが

生命体の多くは完全な幾何学ではありません

人間の顔や手足、木、雲、植物、海岸線etc

どれもある程度の規則性を持ちながら

完全には規則的ではない

…ということ

なので

上述の①と②は

単純な正反対以上の関係となりましょうか

完全な無秩序は人間味がありません

かといって

たとえば物が散乱した部屋は

人間味、生命的というより

単なる混沌です

人間らしく感じるのは

「秩序を前提としながら

その秩序から少しだけ外れている」

状態ということ

これは

日本美術の「侘び寂び」にも

音楽の「揺らぎ」にも

映画の構図にも

その他、絵画や写真などにも

多く当てはまります

とまあ

AIを駆使しながら

ここまでの過程において

美の表現を端的に要約するなら

「美しさとは、完全な整然さではなく

秩序と不規則性の境界に生まれるもの」

となりましょうか

なるほど

相反するものどうしの境目

ギリギリのせめぎ合い

つまり

『共生』の中にこそ

美は存在する(!)

ハハハ

というわけで

ひとり納得する今日この頃の夜です

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