パチンコホールへのこだわり

前回ご紹介した

マネ展の三菱一号館美術館

とってもおしゃれな美術館です

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裏庭から

↓↓↓

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前回お伝えした通り

僕は絵画に目がないのですが

実は美術館という場所そのものが大好きです

絵画が並んだ館内を歩いてると

本当に落ち着きます

これは本屋さんでも同じで

何時間でもいられます

こう書くと

パチンコ屋が何気取ってるんだ

と怒られそうですが

実際そうなんだから仕方ありません

さらに

告白すると

僕はパチンコホールの

騒音やタバコの煙りが苦手です

長時間いると

頭が痛くなったり

息苦しくなるときすらあります

こんなこと書くと

今度こそ

パチンコ屋の社長が

なに寝ぼけたこと言ってるんだ~

とお叱りを受けそうですが

実際そうなんだから仕方ありません

でも

僕は2歳の頃から

パチンコ店の上で生活してきて

それこそ軍艦マーチが子守唄で

よくお店で

お客さんに可愛がってもらったり

玉拾って遊んでましたから

ホールという場所には

人一倍愛着があります

あの頃は

僕が子供だったせいか

お店の騒音やタバコの煙りそれ自体が

独特の風情を醸し出しており

まあ子供ながらに

大人の世界が眩しく見えたものです

あの頃のパチンコ店は

あれはもう

過ぎ去りし頃の風物詩のようなもので

現代のパチンコホールに

あの風情を持ち込むのは

むしろいかがなものかと思います

また

さきの美術館のように

社長の趣味だからと

ホールの音量を落としたり

店内のBGM

たとえばクラシックを流したりするのも

ちょっとどうかなと

私物化もはなはだしいと思います

思うにホールとは

社長である僕ではなく

お客様が求めるもの

を具現化した姿が答えだと思います

とは言え

社長である僕自身のこだわりがゼロだと

これも思い入れがなくなり

いい店にならないと思います

では僕自身のお店に対するこだわりとは

一体何かと申しますと

これはもう

「きれいなお店」

に他なりません

ここで言うきれいなお店とは

建物は古くても

しっかりと清掃(クリンネス)を行い

ホールやバックヤードを清潔に保っている

ということではありません

そんなのは当たり前のことです

僕はホールは

鮮度が命だと思っています

お店がいかに旬を保てるか

それが全てだと思います

いいか悪いかはともかく

現在のパチンコホールは

(スタッフを除いて)

機械と設備環境によって

成り立っていると言っても

過言ではありません

もちろん近年の

過度な設備投資によるしわ寄せが

エンドユーザーであるお客様に及び

現在のパチンコ離れを

導いてしまった状況は否めません

しかし機械入替が

最大のイベントであるという事実は

これ疑いようもなく

やはり僕らホールは

そこから目をそむけて

営業するわけにはいかないのです

要するに僕は

昔の風情のような

センチメンタリズムが入り込む余地は

現在のパチンコホールにはないと思っています

これだけの莫大な投資を必要とし

かつそれが採算可能な商売は

そうなかなかないでしょう

あらゆる様々な業者さんが

入り乱れて成り立っている

このパチンコ業界とは

それはもう

日本の経済の縮図

といっても過言ではないでしょう

つまりパチンコは

もうすでに

文化である前に

ド経済なのです

そういう意味では

とても俗っぽい世界なのです

なので僕は

この業界で勝っていくには

独自路線のオンリーワンを目指す前に

まずナンバーワンを取らねばならない

と思うのです

競争から逃げるわけにはいかないのです

もちろん例外もあります

機械入替を極力抑え

よけいな設備投資はせずに

お客様のハートを

がっちりとつかんでいる名店も

世には存在します

そういったお店を否定するつもりは

毛頭ありません

ただよく聞く話ですが

小さくてぼろいお店なんだけど

お客がそこそこいて採算が合ってるよ

というようなお店は

僕はダメなんです

前述したように

お店はきれいでなければならないのです

パチンコホールはある意味

夢を売っている場所です

地域一番の楽しさを提供しているお店が

ぼろいわけにはいかないのです

これは理屈というより

むしろ感覚的、生理的な話です

僕は以前

旧態依然とした自店をじっと見つめながら

いまにみてろ~

いつかきっと

全店をリニューアルして

いい店に生まれ変わらせてみせるぞ

と心に誓いました

そうしてやがて

1店ずつ

リニューアルを実現させることができたわけですが

そのとき多くのお客様から

「昔の古いお店のままの方が

俺は落ち着いて打ててよかった」

というお叱りの声を

多数頂戴しました

しかし僕は

こればっかりは

なかなか容認するわけにはいきません

なんとか生まれ変わったお店に

愛着を抱いてもらえるよう

努めるしかありません

まあ

リニューアルしたはいいものの

気がつけばいつのまにか

陳腐化、老朽化が進むのが常でして

お店の鮮度を保ち続けることは

ホント容易ではありませんが

それにやはり

これからは音響や空調への配慮は

ことのほか大切になってくるでしょうね

僕のお店へのこだわりとは

そんなところですかね

というわけで

いやはや

すっかり長文になってしまいました

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