旗振り
いやあ
われながら
連日ブログが長い長い…
おや
そういえば
中秋の名月ですね
↓↓↓
残暑厳しい秋の夜長~
すっかり語りモードに突入している
今日この頃です
さて
前回のブログで
経営者の仕事は
◎ビジョンを示すこと
そして
◎場を提供すること
と書きましたが
では
その次は何だろうかと
考えてみますと
う~ん
いろいろあり過ぎますが
極力
シンプルにシンプルに
お
これで
ファイナルアンサーにしたいと思います
ズバリ
◎旗を振ること
です
どういうことかといいますと
ビジョンを掲げて
そのビジョンを実現するための
“場”を設ける
あとはその“場”において
皆が力を発揮して成果を上げる
そのようにして
企業活動をしていくわけです
…が
と
その前にちょっと断っておきたいのですが
ここでいう企業活動とは
象徴として
ホールを繁盛させることと書いたまででして
それはエリアで優位に立とう
といった戦略上だけの話を
さしているわけではありません
企業は社会に価値を提供して
はじめて存在することができます
そして価値なるものは
仮に一過性で創出できたとしても
それを維持継続できなければ
たちまち会社は潰れてしまいます
それでは意味がありません
言わずもがなですが
企業はまず何より
存続ありきなのです
存続していくためには
長期的に社会に
価値を提供し続けていかなければなりません
つまり社会に必要とされる価値を
生み出し続けなければならないわけで
そうなると当然
それを可能にする企業体、組織体が
不可欠となってきます
とどのつまり
それを生み出し続ける原動力である
経営陣や社員たち
一人一人が
ミッションを持ち
皆でそれを共有して
みんなが働きがいや生きがい
ひいては幸せを
そこに見出して
自分事として
企業活動に参加していく
こうしたあり方に立たない限り
長期的な企業の存続は
あり得ないと思います
ビジネスモデルだけでも
社長のワンマンだけでも
結局は続きません
市場優位に立ち続けることはできません
(まあ例外はありますがね…)
もっと大きな意味で
お客様の信頼を勝ち得る
地域の中で愛され必要とされる存在
となるためには
社員一人一人が
自社で働くということに幸せを見出し
地域社会の人たちの多種多様なニーズに
一生懸命答えていくこと
それ自体に喜びを見出すこと
そうしたことを
社内で常態化させていくことが
とても大切になってくるのではないでしょうか
ということで
話を元に戻しまして
そうしたあり方を求めるために
経営者がやらなければならないこと
それは
トップ自身が本気の姿勢を
見せ続けることかなと思います
…と
ここでポイントとなるのは
社長が実際に手を出さないということです
突き詰めて
僕は社長は
実務をやるべきではないと思います
船で例えれば
船上の一番高いポールの上から
旗を振って
方向性を指し示し
みんなを鼓舞し
内外にアピールし続けること
これが経営者の役割だと思います
実際に船を操縦することは
経営者の仕事ではありません
それは実務者、管理者
つまり番頭さんの仕事
経営者がそれをやるべきではありません
例えば
営業の戦略
人材育成
資金調達
店舗開発
等々…
こうした役割を
僕は社長がやるべきではないと思います
もちろん
やってはいけないとは言っていません
やりたきゃやればいいのです
前々回でも書きましたが
優先順位を設けずに
ただもう
がむしゃらにやることも
もちろん大切です
ただここで言いたいこと
問題はそれに忙殺されるがあまり
本来何よりも
社長がやるべき仕事
ビジョンを示すことや
みんなが活きる
適切な場の提供という
社長自身にしかできない仕事を
おろそかにしてはいけない
ということなのです
つい任せられる人がいないとかで
自分が担ってしまい
肝心かなめのことが
先送りになりがちなのです
それをしない言い訳にしてしまいがちなのです
経営者は
自分にしかできない仕事に
とことんこだわって
そこに注力すべきです
まあ
ビジョンや場の提供というのは
上記のことすべてが
密接に絡み合ってくる話でして
それらを把握した上で
適切な判断を下すことに
社長は集中すべきなのです
また組織上
実務は経営者がやらない方が
うまくいくと思います
任された人たちが
その役割を粋に感じて
主体的に取り組むようになる
名は体を成すといいますが
ポストを与えるということは
最高の人材育成につながると思います
その大切な社員の育成の機会を
社長自らがつまんでしまうことほど
もったいないことはありません
もちろん簡単なことではありませんが
なんとか権限委譲できる状態を作って
それを維持発展させることが
トップにとって
ことのほか大切になってきます
そしてそう考えますと
経営者自身の役割は
実務を担わないわけですから
これはもう
ある種
ピエロのようなものなのです
嘘でもハッタリでもいいから
とにかく姿勢を示し続けること
つまり
旗を振り続けること
それは早い話が
社長は
社員たちに支えられる神輿
社員たちがいなければ
立つことすらできない存在
つまりどこまでも
社員たちの総意
代弁者であるということなのです
経営者ができることは
僕はこんなもんだと思います
自分一人では何もできません
ましてやホールという大きな器を
高いクオリティーでもって
維持運営していくなんて
一人の力ではどうにもなりません
あらためて
実際に体現していく当事者は
経営者ではなく
社員たちなのです
社員たちこそが主人公なのです
当然手柄も社員たちにあるのです
社長は
その主人公たちがイキイキと
自分たちの持ち味を発揮して
目指すところに向かっていくために
旗を降ることぐらいしかできないのです
ちょっと極論ですが…
まあ
旗を振れないコンディションの時も
時にはあるでしょう
そんな時は
弱みを見せるのも
僕はありかなと思います
ありのままの自分を見せることも
時には大事かな、と
そうやって社長も含めた一人一人が
自分たちの持ち場で
一生懸命頑張って
自分たちの目指す
結果なり
あり方なり
を実現できるように
日々前に向かって進んでいくことが
すなわち
会社の発展につながっていくのだと思います
以上が僕の考える
経営者の役割と企業の理想的なあり方です
では翻って
弊社は実際のところ
どうかといいますと…
そろそろ寝る時間ですね
ふぅ
なかなか遠いですね
できていないことだらけ
僕自身
旗降りの手を休めて
実務に明け暮れていたりします…
組織が未成熟ということも含めて
実際の経営の困難さを
日々痛感しています
また正直
旗振り役は大変です
僕なんか意外と苦手かも知れません
バカになるというのは
案外難しいものです
う~ん
でもコツコツ地道に
いつまでも
ずっと
やり続けるつもりでいます
いやあ
すっかり長文になってしまいました
今日はこれにて終了
熱いメッセージありがとうございます。
大変勉強になりました。
チョー!社長に、一度お目にかかりたいですね。
生メッセージを聞いてみたいです。
感動しました。
>廣川 英昭さん
いつもお読みいただいて本当にありがとうございます。
つい長すぎいちゃいまして…(^▽^;)
書いたからには実際身をもってやらないと、ですね!