上塗り
嘘の上塗り
恥の上塗り
まあなんらか
不実なことをし
それを取り繕おうと
上塗りを重ねることって
別に大それた話ではなく
日常の何気ない場面で
しょっちゅうやってるかも⁈
と思う今日この頃です
例えば
約束した時間に間に合わなかった際に
思わず
ああじゃない
こうじゃないと取り繕おうとする
往生際の悪さ
あるいは
誰それに
ふと
挨拶を一度やらなかったことから
なんとなくその後もズルズルと
その人には
挨拶しないままでいてしまう
いまさら小っ恥ずかしいとか
気まずいとか
向こうから挨拶してくるまで待とう
な~んて
こういうのは
相手に対する前に
まず自分自身に対する不実を
日々上塗りすることになり
軽い自己嫌悪にさいなまれたりしますね
またあるいは
せっせと取り組んできたある施策が
業績向上に結びついていないと悟っても
ずっと継続してやってきたことを
否定されるのが怖くて
そして自己を正当化しようと
かたくなになるあまり
とりあえず
惰性でやり続けてしまう
つまりは
現実を直視しようとせず
つい臭いものに蓋をしてしまう
やっているというだけで
自分に満足してしまう
成果が出ないのは
外部の要因と片付けてしまう
こうした上塗り
いかんですね…
まあ人はあまり
変化を好まなかったりしますからね
またあるいは
ギャンブルなどで
負けたお金を取り戻そうと
さらにお金を注ぎ込み
結局それも全部呑まれてしまう
なんてのも
上塗りですかね
まあこの場合
どこで損切りするかという
潔い撤退が問われるわけで
つまるところ
上塗りとは
痛みをともなってもなお
悪しき習慣や負の連鎖を
断ち切るという
確固たる意思が
欠如しているゆえに
なされる行為であり
まあ易きに流れるということ
でもいくら
何をもって上塗りして固めても
結局は
やがて中からぼんやりと
その実態や抱いていた懸念が
表面化してきちゃうもの
う~ん
ドツボにはまりこむ前に
今のうちにリセットですね
おまけ
アメリカ抽象表現主義の代表的な画家
ウィレム・デ・クーニング(1904-1997)
《女性 I》(1950-52)
↓↓↓
本文とはなんら関係ありませんが
いやあ
塗りたくっていますね
つくづく
一体何が描かれているのか
容易に判別不能
…ながら
女性と言われれば
なんとなく
わからなくもない⁈
埋没費用(まいぼつひよう)ないしサンク・コスト (sunk cost) と呼ばれる人間心理ですね。キャバクラに狙った子がいて、何百万円も使った以上、落とせないとは分かっていても、ここでやめたらあの何百万は無駄になるからと、結局通いつめてしまう人間心理ですね(笑)。
>(株)第二営業部さん
へえ~なるほどですね。勉強になりました!
いつもコメントありがとうございます(^O^)/。