必然的な場
つくづく
何よりもまず
場が大事だなと思う今日この頃です
場を作ることが先
適切で
有用で
必然的な場があれば
人が勝手にその場を埋めていき
どんどん活性化していくのかな
って
もちろん
なんらかの働きかけが必要で
もっと言えば
ビジョンという名の意図を
明確に示すことが先決になりますが…
とは言え
例えば
無人島という“場”に
数名が置き去りにされたとしたら
そこには当然
“生き残る”
という共通の認識、目標が生まれ
自ずと自分たちで役割を決めて
必死に動くはず
その中からやがてリーダーが決まり
指示系統がしっかりしてきて
そうして組織が形成されていく
そこに“ビジョン”や“人材育成”が
入り込む余地はない
つまり“ビジョン”や“人材育成”が
必要な状況というのは
無人島のような必然的な場が
“ない”ときかな
あれば人はある意味
勝手に成長するし組織も活性化する
逆説的な話ですが
災害に見舞われた現場においては
人は一人一人
ものすごい力を発揮するし
団結力を見せる
文字通り
“火事場の馬鹿力”ですね
ということは
逆に言えば
例えば
わがパチンコホールや会社という場
そのものの有用性や必然性
何が何でもこの場を盛り上げるぞ〜
という使命や意義を
そこにいる人たちが見出せなければ
維持することが難しく
なので彼らが燃えてくれるような
ビジョンや人材育成の仕組みなどを
作らなくてはならないわけで
そういったものを
作らなければならない状況というのは
裏を返せば
適切で有用で必然的な場を
経営者である僕が
提供できていないということ
ほっといても
勝手に人がどんどん入ってきて
その場を満たしてくれるような
そんないわば必然的なニーズを
創り出していない
何よりの証拠なのかなと思います
ふと
例えば
お笑い芸人やプロレスラーを見ていて
つくづく思うのですが
今まさに百花繚乱のごとく
次から次へと
尽きることなく
新たな人材が生まれ続け
今じゃニーズを満たす隙間が
どんどん埋まってきちゃって
さらにニッチに細分化してきていますよね
すごい密度だなと感心します
つまりは
お笑いイベントや舞台、TVの番組という場
プロレスのリングという場
その興行を放映する番組という場があって
その場の中で求められる役割
さらにその中で自分らしい持ち味
自分が活きるキャラを見出して
自分だけの芸や技術を必死に磨いて
その場の中で力を発揮する
あるいは隙間をどんどん埋めていく
そうした活躍を通して
自分の存在意義をそこに見出していく
って
うかうかしてると
やがて自分のキャラとかぶる
自分のポジションを奪われる可能性のある
後輩が現れて
やがてお株を奪われてしまうかもしれない
そうならないよう
必死で自分の芸なり実力を
アップデートし続ける
そうした切磋琢磨が組織を活性化させるし
内容もより充実したものになるし
人が活躍し成長し続ける
健全な環境が整ってくるのかなと
つくづく思う次第です
というわけで
そうした必然的な場が
う〜ん
今まさに求められていますね
しみじみ
おまけ
だいぶ昔に
“映画”という場において
プレイヤー、ディレクター両方共に
ほぼ独り占めした天才
チャップリン!
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