福島での映画制作講義
今日、3月11日で
東日本大震災の発生から13年を迎えます
地震と津波、福島での原発事故によって
2万人以上の方々が亡くなりました
この日はいつまでも
特別な感情にとらわれますね
犠牲となった方々には
謹んでお悔やみ申し上げる次第です
と
今朝の朝日新聞記事で見ました
↓↓↓
東京電力福島第一原発の事故で避難指示が出た福島県の12市町村を舞台に、ハンガリーの巨匠タル・ベーラ監督を招いて映画をつくるマスタークラス(専門講義)が実施された。
国内外の若い映像作家若い7人が現地に2週間滞在し、それぞれ作品を完成させた。
フィクションあり、ドキュメンタリーありの多彩な7本だ。
…
何を隠そう
タル・ベーラ(1955-)は
現代において
僕が最も敬愛する監督のひとりです
↓↓↓
タル・ベーラは
『ニーチェの馬』(2011)を発表後
当時56歳の若さで
引退を宣言
う〜ん
惜しまれる引退でしたが
彼は後進の育成に熱心に取り組み
サラエボの映画学校で学生を指導したりして
後に優秀な映画人を輩出しています
現在は世界各地で
ワークショップなどを実施
そうした流れから
今年の2月より
福島県で映画制作の講義を行っていたんですね
福島でタル・ベーラは
「最も大事なのは若い人たちが自分の周囲をどう見るか。
具体的な状況のすべてを見せられる能力があれば、それは普遍的なものになっていく。
具体的なものからこそ、みんなが世界を理解するようになっていく」
と語っています
いやあ
素晴らしいですね
というわけで
東日本大震災という未曾有の惨事を
映画制作を通して
しっかりと未来へ伝えていく
これはとても大切で
有意義な取り組みだと
心底、実感する次第です
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