実験映画志向

ふと

いきなりですが

果たして

映画とは

一体何でしょうか?

エンタメ商品のひとつでしょうか

はたまた

芸術のひとつでしょうか

う〜ん

今更ながら

映画の定義について

ネットで見てみると

「映画とは、長いフィルムに高速度で連続撮影した静止画像を映写機で映写幕(スクリーン)に連続投影することで、形や動きを再現するもの。」

あるいは

「映画とは、写真的方法によってフィルム上に記録した画像を光学的方法でスクリーン上に投影するもので、動きのある映像を見せる装置、またはそれによってつくられる作品をいう。」

とあります

なるほど

至極納得ですね

あらためて

映画とは

僕は

20世紀に生まれた表現手段のひとつで

ストーリーや役者の演技の前に

そもそも

「映像による芸術表現の一形態」

ではないかと

個人的に捉えています

よくよく

僕が映画を観る上での

大切なポイントのひとつは

その映画に

目を見張る映像表現が

あるか否か

という点

これは言い代えるなら

その映画に

新たな、もしくは驚くべき視点が

あるか否か

という点に

これ尽きるかな、と

ワンシーン

いや

ワンカットでもいい

おや(!)

という特異な映像

独創的な視点があれば

もうその映画は

観た甲斐があったと言えましょうか

って

とはいえ

そんな偏狭な目で

小難しく捉えているばかりでもなく

もちろん

エンタメ映画も

それはそれで楽しんで観てはいますが

本質的には

映画に上述のことを求めていますかね…

そう考えますと

つまるところ

僕が志向するのは

商業ベースに乗らない

実験映画

いわば

アヴァンギャルド(=前衛)映画で

個人映画、日記映画なども含めて

こうした

大きい資本の入らないジャンルの映画こそが

新たな映像表現の地平を切り開く

純度、革新性を有し

映画の新しい扉を開ける

可能性に満ちているのではないかと

つくづく思う次第です

ということで

以下

主な作家たちと作品を

思うままに

ザザッと挙げたいと思います

◎ルイス・ブニュエル(1900-1983)

『アンダルシアの犬』(1929)

↓↓↓

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ダリとの共作による

言わずと知れた実験映画の古典です

◎ジャン・コクトー(1889-1963)

『詩人の血』(1932)

↓↓↓

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(本作について以前書いた記事は→こちら)

◎マヤ・デレン(1917-1961)

『午後の網目』(1943)

↓↓↓

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(本作について以前書いた記事は→こちら)

◎ケネス・アンガー(1927-2023)

『マジック・ランタン・サイクル』(1980)

↓↓↓

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『花火』(1947)など

主要作品を網羅した集大成です

◎スタン・ブラッケージ(1933-2003)

『DOG STAR MAN』(1961-64)

↓↓↓

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1960-70年代のアメリカ実験映画の

中心的存在だったブラッケージの代表作です

◎アンディ・ウォーホル(1928-1987)

『チェルシー・ガールズ』(1966)

↓↓↓

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(ウォーホルについて以前書いた記事は→こちら)

◎ジョナス・メカス(1922-2019)

『ウォールデン』(1969)

↓↓↓

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(本作について以前書いた記事は→こちら)

さらに続けて

ウォーホルとメカスについて以前書いた記事は→こちら

◎松本俊夫(1932-2017)

実験映像集(1961-1987)

↓↓↓

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(松本について以前書いた記事は→こちら)

◎寺山修司(1935-1983)

実験映像ワールド(1962-1977)

↓↓↓

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などなど

ホント枚挙にいとまがありませんね

というわけで

いやあ

個人的な趣味全開で失礼しました…

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