映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

2023年のアメリカ映画
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
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監督は巨匠
マーティン・スコセッシ(1942-)
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いやあ
監督お気に入りのディカプリオと
長年の盟友デ・ニーロが
共演を果たした
3時間26分に及ぶ
スコセッシ渾身の力作です
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…
1920年代
アメリカ、オクラホマ州の居留地に住む
先住民オセージ族
ある日、先祖代々受け継いできた儀式
「フラワームーン」の最中に
大地から原油が噴出する
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そうして彼らに
石油の受益権が均等に分配され
居留地のオセージ族全員が富裕の身となる
するとやがて財産目当てに
オセージ族の女性と結婚する白人男性が続出
そんな中で
オセージ族が相次いで
謎の死を遂げる事件が多発する…
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やがてFBI(の前身組織)が
特別捜査官を派遣し
事実究明のために動き出す…
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本作は
実際に起きた
オセージ族とその関係者20数人の
連続怪死事件を映像化しています
ディカプリオ演じる第一次世界大戦の帰還兵アーネストが
デ・ニーロ演じる叔父のウィリアムにそそのかされて
オセージ族のモーリーと結婚
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アーネストは
矛盾と葛藤を抱えながらも
ウィリアムの企みに従うまま
オセージ族の殺害に手を染めていく…
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虚ろな目
歪む表情
挙動不審
白人とネイティブ・アメリカンの狭間に立ちながら
ほのかに芽生える悪意…
アーネストは
先住民の妻に愛情を抱く一方で
ウィリアムへの恐れから
やがて彼女に対して
殺意の念を覚えていく
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ネイティブ・アメリカンの持つ深い精神性
神霊を重んじる多元的価値観
そんな
ある種
得体の知れないムード
スピリチュアルなあり方に
自ずと不安や苦悩を覚え
焦燥感に駆られ
己を引き裂かれ
平静を保てず
場当たり的に取り繕い…
結果
ウィリアムの言いなりのまま
悪事に関わり
そうして
次第に常軌を逸していく
そんな優柔不断な男を
ディカプリオがリアルに熱演
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アーネストを
肉体的精神的に支配するウィリアム
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何より
町の名士で
先住民の良き理解者としてふるまう
ウィリアムの偽善者ぶり
こういう役をやらせたら
もうデ・ニーロの
右に出る者はいませんね
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やがて
難航を極めた捜査の果てに
あからさまになる事の真相
背後に垣間見える
石油の利権と人種差別
それによってもたらされる
根深い闇
そして
罪と罰…
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ふぅ
疑心暗鬼
募る不信感
たちまちにして
不穏な空気が蔓延し
周囲を飲み込んでいくあり様
いやあ
先住民を取り巻く
1920年代アメリカの田舎の
閉鎖的なムードも手伝って
スコセッシが久々の本領発揮で
負の感情が渦巻いた世界を創出
『シャッター・アイランド』(2010)も
狂気と妄想に満ちていて
よかったですが
本作のディカプリオは
ネガティブをまんま体現していて
これはいい
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まさにスコセッシ節炸裂ですね
というわけで
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
ディカプリオとデ・ニーロが
がっぷり四つで火花散らす
骨太の人間ドラマの傑作
是非とも必見です
おまけ
スコセッシの演出風景です
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