映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

2023年のアメリカ映画

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

↓↓↓

IMG_8078.jpeg

監督は巨匠

マーティン・スコセッシ(1942-)

↓↓↓

IMG_8071.jpeg

いやあ

監督お気に入りのディカプリオと

長年の盟友デ・ニーロが

共演を果たした

3時間26分に及ぶ

スコセッシ渾身の力作です

↓↓↓

IMG_8065.jpeg

1920年代

アメリカ、オクラホマ州の居留地に住む

先住民オセージ族

ある日、先祖代々受け継いできた儀式

「フラワームーン」の最中に

大地から原油が噴出する

↓↓↓

IMG_8068.jpeg

そうして彼らに

石油の受益権が均等に分配され

居留地のオセージ族全員が富裕の身となる

するとやがて財産目当てに

オセージ族の女性と結婚する白人男性が続出

そんな中で

オセージ族が相次いで

謎の死を遂げる事件が多発する…

↓↓↓

IMG_8072.jpeg

やがてFBI(の前身組織)が

特別捜査官を派遣し

事実究明のために動き出す…

↓↓↓

IMG_8063.jpeg

本作は

実際に起きた

オセージ族とその関係者20数人の

連続怪死事件を映像化しています

ディカプリオ演じる第一次世界大戦の帰還兵アーネストが

デ・ニーロ演じる叔父のウィリアムにそそのかされて

オセージ族のモーリーと結婚

↓↓↓

IMG_8060.jpeg

アーネストは

矛盾と葛藤を抱えながらも

ウィリアムの企みに従うまま

オセージ族の殺害に手を染めていく…

↓↓↓

IMG_8066.jpeg

虚ろな目

歪む表情

挙動不審

白人とネイティブ・アメリカンの狭間に立ちながら

ほのかに芽生える悪意…

アーネストは

先住民の妻に愛情を抱く一方で

ウィリアムへの恐れから

やがて彼女に対して

殺意の念を覚えていく

↓↓↓

IMG_8067.jpeg

ネイティブ・アメリカンの持つ深い精神性

神霊を重んじる多元的価値観

そんな

ある種

得体の知れないムード

スピリチュアルなあり方に

自ずと不安や苦悩を覚え

焦燥感に駆られ

己を引き裂かれ

平静を保てず

場当たり的に取り繕い…

結果

ウィリアムの言いなりのまま

悪事に関わり

そうして

次第に常軌を逸していく

そんな優柔不断な男を

ディカプリオがリアルに熱演

↓↓↓

IMG_8059.jpeg

アーネストを

肉体的精神的に支配するウィリアム

↓↓↓

IMG_8077.jpeg

何より

町の名士で

先住民の良き理解者としてふるまう

ウィリアムの偽善者ぶり

こういう役をやらせたら

もうデ・ニーロの

右に出る者はいませんね

↓↓↓

IMG_8062.jpeg

やがて

難航を極めた捜査の果てに

あからさまになる事の真相

背後に垣間見える

石油の利権と人種差別

それによってもたらされる

根深い闇

そして

罪と罰…

↓↓↓

IMG_8075.jpeg

ふぅ

疑心暗鬼

募る不信感

たちまちにして

不穏な空気が蔓延し

周囲を飲み込んでいくあり様

いやあ

先住民を取り巻く

1920年代アメリカの田舎の

閉鎖的なムードも手伝って

スコセッシが久々の本領発揮で

負の感情が渦巻いた世界を創出

『シャッター・アイランド』(2010)も

狂気と妄想に満ちていて

よかったですが

本作のディカプリオは

ネガティブをまんま体現していて

これはいい

↓↓↓

IMG_8058.jpeg

まさにスコセッシ節炸裂ですね

というわけで

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

ディカプリオとデ・ニーロが

がっぷり四つで火花散らす

骨太の人間ドラマの傑作

是非とも必見です

おまけ

スコセッシの演出風景です

↓↓↓

IMG_8056.jpeg

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。