『憂鬱でなければ、仕事じゃない』
一気に読みました
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世代の違う二人の社長の考え方を綴った本書は
業種を問わずビジネスに携わる者に
なんらかの気づきを与えずにはいられません
二人の経営者
一人は幻冬舎の見城徹社長
もう一人は
サイバーエージェントの藤田晋社長
本書は
見城社長の発した35の言葉に対して
見城社長自らがその真意を述べ
またその言葉に対して
藤田社長が自分なりに思ったことを述べる
世代も業種も考え方もまったく異なる
二人の経営者の価値観が
鮮明に浮き彫りになった
これは新しいスタイルのビジネス本です
タイトルもその35の言葉の中の一つです
いやあ
見城社長の放つ言葉は
いちいち胸にぐさりと突き刺さります
こう
さすが出版社だけあってか
エッジが効いているんですよね~
でもそれは
言葉遊びとか小手先などでは決してなく
見城社長が身をもって体験してきた
数々の試練に根ざしています
先日TV『カンブリア宮殿』にも出演し
しゃべっている姿などを拝見しましたが
この人
眼光が鋭く
前をしっかりと見据えていて
どこか侍とか古武士のような
風貌をたたえています
そこから感じ取れるのは
ある種の“覚悟”です
新規参入の障壁の高い出版業界で
名もないところから出発し
本人いわく
「圧倒的努力」を積み重ねてきた中で得られた
その確かな自信、説得力を
見城社長自らが発する雰囲気や言葉から
容易にうかがい知ることができます
そしてその見城社長の突き刺さる言葉を
若い世代の経営者として
自分なりに咀嚼する藤田社長も
また等身大でとても共感が持てます
藤田社長も涼しい顔して
なかなかどうして
若くしてネットバブルのどん底を味わい
そこから這い上がってきた経歴の持ち主
見城社長のズッシリと重い言葉を
しっかりと受け止めつつも
自らの問題としてとらえ
あくまでそれを
自分の言葉で語っているところが
すごいなと思いましたね
本書は世代の違う二人の経営者の
興味深い比較論にもなっています
ということで
本書の中で僕が心に響いた言葉を
以下に抜粋
◎自己顕示と自己嫌悪は「双子の兄弟」
◎「極端」こそわが命
◎「この世あらざるもの」を作れ
◎ヒットは地獄の始まり
◎勝者には何もやるな
う~ん
どうですか⁈
一見すると
ただひねくれているだけと
見えなくもないのですが
いやいや
とんでもありません
こうした言葉の背後には
見城社長の幾多の現実経験に裏打ちされた
確かな理論と見識があります
この人の考え方の中には
いつも極端から極端へという
大きな振り子が働いていて
それがどっちに振れようと
いっこうに構わない
要は振り切っているかどうか
そこからしかいいものは生まれない
振り切る“勇気”
もっと言えば
“覚悟”が必要だということ
そして人は
そうした二極を持たなければならない
などなど…
う~ん
これはまさしく僕も常々考える
“共生”
とまったく同じ
読んでていろいろハッとさせられました
本書のタイトルにも挙げられた
◎憂鬱でなければ、仕事じゃない
もまさしくそう
憂鬱というネガティブな要素を
自分の中で抱え込んでおくことの大切さを説いています
まこと“共生”を実践していますね
そして本書は大きな目で見ると
見城社長と藤田社長という
“両極”を示すことによって
より振り幅の大きな視点
それによる相乗効果をもたらすことに
成功しています
というわけで
本書は是非ともおススメです
以前から気になっている本でしたが、まだ読んでいない本が沢山あって。
まさか、ここまで人気が出るとは!
社長のブログで読んでみたくなりました(*^^*)
>たらひさん
おススメです~
とっても読みやすかったですよヾ(@°▽°@)ノ