『ネクスト・マーケット』
- ネクスト・マーケット[増補改訂版]――「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 (ウォー…/C.K. プラハラード
- ¥3,456
- Amazon.co.jp
- ハードカバーで470ページと
- 読み応え十分でしたね
- 本書によれば
- 2005年現在
- 世界には一日2ドル未満で生活する人々が
- およそ40億人いると言われていまして
- 従来より
- そうした世界的な経済ピラミッドの底辺(ボトム・オブ・ザ・ピラミッド=BOP)にいる人々は
- 援助の対象として考えることはあっても
- ビジネスの対象として考えることは
- 決してなかった、と
がしかし本書は - 貧困層相手のビジネスは成立しうると説いています
- 彼らにはお金があり
- ブランド志向で
- 新しい技術への適応力も高いといいます
- 実際
- インド、中国、アフリカ、南米などの貧困層を
- ビジネスの対象にし
- そうして成功を収めた企業のビジネスモデルを
- 本書は
- 豊富な事例とともに
- 詳細に解き明かしています
- いやあ
- 読み進めるうちに
- どんどんと
- 納得感を得ることしきりです
- 貧困層の人々に消費の選択を与えることが
- 結果的に豊かさへとつながっていくという図式
「BOPの人々が求めるものを捉え、彼らが入手可能なように、物流や金融を整備する。それには、信頼関係の構築が成否を分ける」- 貧困層を対象にしたビジネスモデルは
- 少なからぬイノベーションを起こしてはいますが
- 決して奇をてらったり
- ウルトラCを狙っているわけではありません
- どこまでも粘り強く地道な過程を通して
- 成し遂げているのです
- まあ
- 様々な医学的問題を解決するケースや衛生面や住環境の改善など貧困層に特有の点が多々見受けられたりあるいは自助グループへの融資を通して社会変革に寄与するなどの事例もあって興味深かったですねまた個人的にはブラジルで小売などを展開しているカサス・バイアの3つの基本方針①生産性を上げること②低コストでの運営③顧客満足を向上させることを可能たらしめている理念と企業文化浸透への徹底といった事例はとても身近で参考になりましたね
- というわけで
- 40億もの人を有する
- 次なる市場(=ネクストマーケット)への
- 大いなる可能性
いやあ
多くの示唆と気づき満載です
さあ
なんだか僕も
俄然やる気が湧いてきたぞ~
と
本書で紹介されている成功事例は
往々にして
グローバルな市場を有した多国籍企業が多く
そうして出来上がったビジネスモデルを
先進国などに応用していくことで
利益の捻出につなげている点も特徴ですね
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