サービスのあり方
ふと
日本銀行が2013年以来ずっと掲げてきた
年率2%以上の物価上昇は、いまだ未達成のままですね
企業が賃金や価格設定などにおいて慎重なスタンスを続けていることなどから
この約5年もの間、何度も達成時期が先送りされ
直近では昨年、物価上昇2%達成時期を「2019年度頃」に先送りし
その見通しは今も変更していないのが現状です
消費者物価指数の上昇率もここ最近上がってるとはいえ、まだ実質1%に達しておらず
まあなかなか景気底上げの実感が薄いということでしょうね
と、物価が上昇しない=いわゆるインフレにはなっていないということになりますが
しかし近年、気になるNEWSをよく目にします
“見えないインフレ”です
例えばこんな話を聞きました
今から4年前の2014年に消費税率が5%から8%に上がった当時
コンビニのおにぎりの大きさが小さくなった、と
実はこのころ、おにぎりは約5グラム前後
米粒に直すと30~50粒くらい小さくなったんだそうで
おにぎりを値上げすると売れ行きが落ちるので
値上げせず小さくしたんだそうです
このように価格を値上げせずに、量を少なくする値上げのことを
「実質値上げ」と呼びます
ちなみにこの実質値上げは、消費者物価指数にほとんど反映されません
他にも例えば昨年、24時間営業だったファミレスが深夜営業をやめるといったケースのように
顧客サービスの提供を減らすという形でも如実に表れます
と、これは多分に
いま政府が主導している働き方改革
もとより
サービス業全般における深刻な人手不足
などに直に連動する話で
つまりは実質値上げ
イコール
過剰サービスの修正
といった方向に収束、帰結しつつあるのかな、と
あらためて近年の日本において
期待値がどんどん上がる過剰サービスが、いわば常態化している感は否めず
かくいう弊社でも、パチンコホールにおいて少なからず
お客様に感動を提供しようという
そんなベクトルで日々接客を心がけている次第ですが
ふと
どうなんでしょうか
これがもしスタッフに無理を強いることにつながるのであれば
これ本末転倒で
そう考えますと、あえてやらないことを決めることも必要で
まあ選択と集中の一環といった話になりますが
う〜ん
しかしねぇ
わが中小ホールにとってはある意味
“無駄と非効率”のスタンスこそがキモ
大手チェーンとの差別化を図る、いわば生命線だったりするわけで
やはりどこまでも自分たちのできる範囲で精一杯お客様に尽くすスタイル
お客様との距離をグッと縮めた接客スタンスは
これはなんとしても変えたくない
どうにか堅持したいですよね
というわけで
話がすっかり長くなりましたが
つまるところサービス内容を減らすという形での実質値上げは
できればやりたくないなぁ
と、つくづく思う今日この頃です
おまけ
過剰なサービスといえば
最近のプロレスに勝るものはないでしょう
まさにエスカレートする一方の過激な技の応酬
いやあ
これはちょっと、もう感動レベルですね
↓↓↓
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