ホールにできること
つくづく
パチンコは遊びです
パチンコは
戦後、日本が復興し
高度経済成長を遂げたプロセスにおいて
常に息抜きの手段として
活力を得る場として
人々に寄り添い続けた庶民の娯楽であり
いわば平和の象徴です
当たり前のことですが
パチンコは安全安心が担保された上で
初めて成り立つ余暇の産物です
なので今のような緊急時
もっと言えば
命が脅かされているような状況下では
何はさておいても優先すべきは
衣食住を始めとる
生存に関わる事柄であり
そう考えますと
僕らはなんであれ
まずは安全安心を守らなければならない
では不測の事態においては
僕らの出番は
まったくないかといえば
どうでしょうかね
思い返せば9年前の東日本大震災の時
パチンコホールは
遊びを提供するのみならず
地域のコミュニティースペースとしての役割を担い
特には高齢者の方々にとって
仲間たちの安否を確認し合ったりする
憩いの場
防災拠点の場
必要な情報が得られる生活支援の場
そうした地域に密着した形での
生活インフラの一翼を
パチンコホールが担っていた側面は
確かにあったと
僕は自負しています
そう考えますと
パチンコは平時に求められて
緊急時は不要
とは一概に言えず
また都心の駅前立地と
地方の郊外店舗とでは
ホールに対する位置付けも自ずと変わってきて
よくよくお客様のニーズは
多岐にわたってきている
ということだと思います
と翻って
今のコロナウイルスの感染が
拡大の一途を辿る真っ只中の状況下で
果たして僕らホールの役割とは
一体何でしょうか?
↓↓↓
ただいま
深刻な感染状況におかれている東京都においては
都内の多くのホールが
不要不急の外出を控える要請に協力する形で
今週末の営業を自粛し
臨時休業を決めています
まあ今は
とにかく三密(=密集、密閉、密接)を
避けなければならない緊急事態なので
これはホールとしても致し方ない
適切な有効策であるかと思います
もちろんパチンコホールが
三密に必ずしも当てはまらないという論拠を
挙げることはできますが
そもそも集客自体を
今は控えなければならない
そうした緊迫した状況にあるので
こうなったらもう
ホールの役割もへったくれもないですよね
人と接触しない
人のいる場所に行かない
これしかありません
って
集客してはいけない
もっと言えば
存在感を示してはいけない
それがすなわち協力になる
社会で求められていることだなんて
どだい矛盾した話ですが
まあそういうことです
そこらへんは
東日本大震災の時と
根本的に違いますね
…が
そうはいいましても
政府からの助成などが
現状得られない中では
多くのホールが実際
休業したくてもできない
経済的な事情を抱えているわけでして…
かといってお店を開けても
外出を控えている情勢にあって
やはり厳しい集客であることに変わりはない
そうしたどっちに転んでも
思わしくない状況下に置かれていて
ホントどうしたものでしょうかね
今は粛々と
ある意味
ひっそりと営業せざるを得ないのが
実状でしょうか
と
あらためて
答えになっていませんが
僕はつくづく集客を図るとかではなく
いかに地域に必要とされるべく
今いるお客様のニーズを満たせるかを
ひたすら考えて実践していくのみかな
と思います
そうなると自ずと
人々のライフラインを守るという
インフラへの貢献度合いが
多分に増す話へとつながり
僕らの本分である娯楽の提供から
少なからず逸脱する面は否めませんが
今はそういう時だと思います
そうした認識に立った上で
人々の安全安心の向上に寄与すべく
さあパチンコホールは
一体何ができるのでしょうか
矛盾するようですが
何より休業がその最たる協力だとして
それ以外に
果たして一体何ができるのでしょうか
というわけで
自問自答は続きます
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