レザーフェチ
だんだんと寒くなってきましたね
と
…いうことは
そろそろレザーの季節到来ということ
いやあ
実は
何を隠そう
僕はレザーに目がありません
もう寒い季節になると
ついついまたほしくなっちゃいます
ということで
今回は
僕の独断と偏見で選んだ
レザーがカッコいい映画を
一挙ご紹介
まずなんといいましても
デビッド・フィンチャーとブラピが組んだ2本
◎『セブン』(1995)
言わずと知れた猟奇殺人にまつわる刑事ドラマですが
この映画では
とにかく全編にわたって
(正確には犯人が名乗り出るまで…)
雨が降り続きます
う~ん
皮革にとって雨は厳禁
そんな中をお構いなしに
レザーのハーフコート姿で
ずぶ濡れになりながら捜査に奔走するブラピ
この若き刑事の熱血ぶり
強引さを象徴するアイテムとして
レザーが効果的に活用されています
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そして着ているレザーコートが
次第に雨水を含み
日を追うごとに
両肩に重くのしかかってくる…
降りしきる雨と格闘しながらも
犯人探しに難航し
徐々に自分たちが追い詰められていく
そんな焦燥感、プレッシャーにかられた主人公の心理を
まさにこのレザーコートが代弁しているのです
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う~ん
このレザーの使い方には
唸るばかりですね
そしてお次は
◎『ファイト・クラブ』(1999)
今度は一転
鮮烈な赤のレザー
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まさに若者たちのカリスマとして
君臨する主人公を象徴するアイテム
今度もまたボロボロになるまで乱雑に着用
手入れもへったくれもない
しかしこの赤のレザーが
汚れれば汚れるほど
どんどん身体になじみこなれていく
と同時に
躍動するブラピの肉体の一部と化して
そのカリスマ的な存在感が
よりいっそう際立ってくる…
この見事なコントラスト
う~ん
この赤レザーのしわ、光沢のある質感が
なにしろカッコいい
さらにはフィンチャーの最新作
◎『ドラゴン・タトゥーの女』(2011)
主人公が動いたり歩くたびに
着用している黒のライダースが
キュッキュッと擦れる音がして…
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この音は社会と折り合えないパンク少女の
コミュニケーションの摩擦のようで
まさにレザーを
主人公のキャラを端的に表すアイテムとして
とても効果的に活用しています
でもこの皮の音がなんともたまらんのですよね
僕はフィンチャー監督は
相当なレザーフェチと見ています
いやあ
なんか楽しいな~
ということで
さらに以下
思いつくままにお気に入りの映画を…
◎『ドラッグストア・カウボーイ』(1989)
マット・ディロンが
キャリア最高の演技を披露
一見、合皮かと見紛うばかりの
クタクタのレザーコートが最高です
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◎『ストレンジャー・ザン・パラダイス』(1984)
これもおなじようなテイストですね
ジョン・ルーリーが
ボヘミアンな精神を代弁
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◎『ワイルド・アット・ハート』(1990)
自前だという
ニコラス・ケイジ渾身の一着
蛇皮JK
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衝撃的な怪演を披露する
ウィレム・デフォーの黒のウェスタンレザーJK
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レザーのヌメり感が不気味さをいっそう助長
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◎『バッファロー’66』(1998)
ギャロのユニークな着こなし
1サイズ、もしくは2サイズ下の
タイトなサイジングの妙
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こうして見てみますと
なんだか好みが似通っているような気が
しなくもない
結局のところ
レザーそのものというより
レザーを映画の小道具として
効果的に活用していたり
まあそうしたもの全てをひっくるめたところの
映画そのものの世界観が好きかどうかに
帰結するような気がします
いやあ
他にもいっぱい挙げたいんですが
きりがないので
最後に
極め付けの一本
◎『あの胸にもういちど』(1968)
もはやレザーの着こなしにおいて
この映画を超えるものはないでしょう
ヒロインのマリアンヌ・フェイスフルの
全身レザーのバイクスーツ姿は
もはや伝説と化しています
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レザースーツの中は
何も着用していない…
(失礼…)
まさに究極
この映画のマリアンヌが
なんと
あのルパン三世の峰不二子のモデルであるというのは
実はよく知られた話です
レザーとバイクのケミストリー
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またおそらくは
バットマンやマトリックスなどによる
ヒロインの黒レザー姿の原型であることは
容易に想像がつきますね
しっかし
上質な牛のレザースーツが
肌にぴったりと吸い付く様が
いやはやなんとも…
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というわけで
ハイ
僕も
レザーフェチを自認します
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