『ウィレム・デ・クーニング展』
先日
都内に行った際に観てきました
京橋のプリヂストン美術館で
つい数日前まで開催の
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『ウィレム・デ・クーニング展』です
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ウィレム・デ・クーニング(1904-1997)は
オランダ出身のアメリカの画家で
日本ではあまり知られていませんが
ジャクソン・ポロックと並ぶ
抽象表現主義の創始者の一人として
20世紀の美術史に
重要な位置を占める画家です
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今回は1960年代の作品がメインで
油彩、水彩、素描合わせて
本邦初公開27点を含む
計35点が揃いました
いやあ
僕もデ・クーニングの作品は
ほとんど観た覚えがなかっただけに
本展を逃す手はなかったですね
デ・クーニングは
「女」を主題とした作品が多く
今回展示された作品も
ほぼ女性像に終始していましたね
とは言うものの…
う~ん
はて
なんともかんとも
奇妙な絵です
◎《リーグ》(1964)
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大きな目
女性の肌を思わせるピンクがかった色合い
しっかし
この作品だけでなく
下の作品なんかも
ほぼ人物の輪郭をとどめていません
◎《ザック・ハーバー》(1965)
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なんとも無造作で荒々しいタッチ
具象とも抽象ともつきませんね…
あるいは
こっちは
もう少し形があるかもしれませんね
《ふたりの女》(1965)
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また中には
背景や周囲に
ところどころグリーンや土色をにじませ
風景を想起させたりもします
どの作品も
色味はとってもカラフルで華があり
そして強烈な色彩感覚に彩られています
やはり女性のイメージなんでしょうかね⁈
いやはや
さすがポロックと
アクションペインティングの
双璧をなしただけありますね
なんでも彼は
わざと
利き手じゃない左手で描いてみたり
あるいは
鉛筆や絵筆を束で持って描いたり
また板に貼られた紙や薄い透明紙に描くなど
そうして出来上がった独特の風合いを
楽しんでいたとされています
いずれにしても
デ・クーニングは
形にとらわれない
世の常識に縛られない
自由で革新的な絵画様式を確立し
後世に多大な影響を及ぼしました
いやあ
面白いですね
というわけで
まさに
己の感性が試されているかのごとき
濃密で刺激的な本展でした
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