王道と覇道
ふと
王道と覇道について
この言葉は
紀元前の時代に
中国の孟子によって
唱えられた考えだそうで
いわく
覇道とは
“力”によって国を治める政治で
王道とは
“徳”によって民衆を治める政治である
と
孟子は覇道を
全面否定しているわけではありませんが
王道は覇道に勝ると
結論づけているそうです
かの京セラ名誉会長である
稲盛和夫さんも
徳=思いやりや利他の心による経営
を唱えていますよね
まあ確かに
原理原則に照らしてみると
ごもっともな話ではありますが
そもそも
王道と覇道
どちらかにしないといけない
なんて決まりはどこにもないわけで
実際どっちか100%みたいに
完全に振りきっている人なんて
この世にいるわけがなく
もしいたとしたら
その人は
ある意味
神
に違いないですよね
この話の例えでよく取り上げられる
項羽と劉邦でさえ
きっと両面あったはず
そう考えますと
やはり
どちらかではなく(=OR)
どちらも(=AND)
しかも
50対50といったバランスではなく
あくまで理想は
両方100%を目指すべきかな
かの極真空手の
故大山倍達総裁も
「覇者王道」
を唱えていましたね
↓↓↓
と
それはよしとして
100%といった話ではなく
それでも
王道と覇道
本質的に
どっちがいいかと考えた場合
う~ん
僕は正直
どっちもありかなと思いますね
戦略的に
果たしてどっちのアプローチが
組織や会社、国にとって
有益か⁈
そこをじっくりと見据え
それを独りよがりでなしに
選択することが大切かなと思います
また
さらに
王道と覇道は
これはもうタイプの問題かな
自分の持ち味やキャラ
もっと言えば
自分の
生まれ持った星
いわば
役割
使命
に従って
考えればいい
果てしなく続く宇宙
大局の流れの中で
自分という存在を見つめること
少なからず
僕らは
先祖代々
連綿と続く
性(=さが)みたいなものに
縛られているとも
言えるわけですからね
その血に
無理に抗ったりせず
むしろ自然に身を委ね
自分でも
そこをできるかぎり
見るように努めることが
僕はとても大事かなと思いますね
そうして初めて
自分の中にある
王道と覇道が
理屈ではなく体感として
おのずと備わってくるのかなと
いやあ
すっかり難しい話になりましたが
そんなことを
つくづく思う今日この頃です
この記事へのコメントはありません。