『リルケ詩集』
ふと
人生、何事も
前向きに捉えることができない時もあるなぁ
と思う今日この頃です
ついつい後ろ向きで
臆病な発想になりがちなんですよね
例えば
ゴルフの日が
雨になることを願う心境に近いですかね
雨の中でやった方が
スコアが悪くても言い訳ができる
といいますか
ある意味
気が楽ですよね
ハハハ
あるいは
フェアウェイど真ん中よりも
ラフからのショットの方が
むしろ打つ際に精神的な負担が少ない
というような
何かしら
欠落している
失っている状態
…を望む屈折した心理
といったところ
と
こうした消極的なスタンス
いわば逃げ腰では
何をやってもダメでしょうね
まあ
モードとしては
常におっかなびっくりで
どこか不安で神経過敏な状態
って
こりゃなんとか脱しないといかんですね
ということで
ここは腹を決めるしかないわけですが
意識すべきは
言い訳ができないほどの
万全な状態を
あえて恐れずに目指すということ
それを堂々と享受する度量
大胆さ
思い切りの良さ
決してネガティブに逃げ込まない
むしろ真正面から向き合い
楽しむことを恐れない
そして
あえてバランスを考えない
時には尖るだけ尖ってみる
そうして問題の核心にズバッと切り込む
そんな機会や経験を
少し弱気になっている今こそ
待ったなしで
どんどん増やし
己を鍛えていきたい
と無性に思う次第です
というわけで
オーストリアが誇る
繊細かつ崇高なる抒情詩人
ライナー・マリア・リルケ(1875-1926)の
↓↓↓
『リルケ詩集』より
↓↓↓
短い詩をご紹介
↓↓↓
「春」
わたしたちがいま春とともにあると思うのは
ほのかな新しい光がさしてきたからではない
それはむしろ澄みわたった庭園の道のうえで
たわむれているおだやかな陰影(かげ)のせいなのだ
陰影(かげ)は庭を私たちのものにしてくれる
いま始まった変容のなかで
私たちが既に予めもっと変化した自分を見出すとき
私たちの驚きを木の葉の影がしずめてくれる
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