映画『オー！スジョン』

2000年製作の韓国映画

『オー！スジョン』

↓↓↓

監督・脚本は

世界にその名を轟かす韓国の鬼才

ホン・サンス(1960-)

↓↓↓

男女それぞれの記憶をもとに辿る

出会いから一夜を過ごすまでの行動の変遷を

乾いたユーモアに包まれた

モノクロ映像で

淡々と綴った

ホン・サンスの長編第3作です

↓↓↓

…

あるホテルの一室で

恋人スジョンを待つジェフン…

画廊を経営するジェフンは

テレビ番組のディレクターのヨンスとともに

展覧会にやってきた構成作家のスジョンと出会い

↓↓↓

2人はたちまち恋に落ちる…

と

ジェフンからの電話を

自宅で受けたスジョンは

ジェフンとの出会いから

今までの経緯を振り返る…

↓↓↓

本作は

「1日中待つ」

「もしかしたら偶然」

「宙吊りのケーブルカー」

「もしかしたら意図的に」

「パートナーさえ見つかれば万事思い通り」

と名付けられた副題とともに

男女それぞれの視点で

物語が展開されます

↓↓↓

モノクロで捉えた

寒々しいソウルの風景

雪の積もった地方の起伏のある街並み

撮影当時

21世紀を迎える韓国に見る

ある種の停滞ムードと言っていいのでしょうか

どこか淀みのある空気感に覆われた

泥臭い風情が

自ずと映画に

リアルな息吹をもたらしています

↓↓↓