W・バロウズ[異境にて]

『Switch』1992 vol.10

特集・ウィリアム・バロウズ[異境にて]

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1992年出版ですから

もうだいぶ昔ですね

『Switch』って雑誌

当時大好きでしたね

僕の好きなアーティストやクリエイターの

写真がカッコ良くて

記事のテーマもちょっと変わっていて

たしかなセンスを感じさせましたね

懐かしい限りです

ということで

本号は

ビートを代表する作家

ウィリアム・S・バロウズ(1914-1997)

を特集

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目次より

◎ウィリアム・S・バロウズ「ウィリアム・S・バロウズとの対話」

文:アレン・ギンズバーグ

写真:操上和美

◎ノーマン・メイラー「売春婦の亡霊についての聖話」

◎ティモシー・リアリー「アシッド・レインボーを駆け抜けた男」

◎ポール・ボウルズ「安息の地、見はるかす丘」ほか

本号は「異境にて」と題され

バロウズの文学的活動や影響力、彼の特異な世界などを

多角的に取り上げた

162ページにわたる特集号です

以下、冒頭文

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ウィリアム・S・バロウズの霊魂の浄化に関する報告

「このテキストは、1992317日から22日にかけて、カンザス州のローレンスにあるウィリアム・S・バロウズの自宅で行われた会話をまとめたものである。

ちなみに、私達2人の他に、ウィリアムの長年のアシスタントであり協力者であるジェームズ・グラウアーホルツ、及びアシスタントで家族同然のつき合いをしているマイケル・エマートンとスティーヴン・ロウが同席した。

私とバロウズとのつき合いは、1944年のクリスマス以来になるが、今回は1週間の訪問だった。

偶然、パロウズのために行われた、スウェット・ロッジの浄化儀式に立ち会うことになった。

そこで私は儀式の模様を日記の形で記しておき、翌日それをバロウズに読んで聴かせたのだった。」

ーアレン・ギンズバーグー

とありまして

バロウズとギンズバーグの対談が

バロウズの自宅で行われ

写真家・操上和美が2人を写し出し

とても豊富な内容の記事となっています

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彼の深い皺が刻まれた手

おや

左手の先がないですね

なんでもバロウズは若気の至りで

小指の先を

自ら切り落としてしまったのだそうです

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撮影時

バロウズは78歳

枯れた味わいが滲み出ていますね

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あらためて

ビートの詩人である盟友ギンズバーグ(右)との

貴重な2ショット

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いやあ

2人の対談記事は

ユニークで機知に富んでいて

面白かったですね

それと操上和美のモノクロ写真が

深遠な風情をたたえていて

とてもいい

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バロウズといえば

『裸のランチ』がよく知られたところですが

この本を原作にした

デヴィッド・クローネンバーグによる

同名の映画が有名ですね

以前、僕が本作について

書いた記事は→こちら

というわけで

今更ながら

ウィリアム・バロウズに要注目です

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