『サルバドール・ダリ -天才の秘密-』展

先日
横須賀美術館で観てきました
おっと
こちらでの開催は今日まででしたね
『サルバドール・ダリ -天才の秘密-』
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ご存じ
スペインが生んだ
20世紀を代表する巨匠
サルバドール・ダリ(1904–1989)
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本展は
ダリ生誕120周年を記念した企画展で
この稀代の芸術家の
多岐にわたる画業の一端を知る
またとない機会になりましたね
ということで
ザザッとご紹介
サルバドール・ダリ
《無題(風景)》(1947)
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ダリといえば
真っ先にシュルレアリスムが想起されますね
空虚で不穏で不気味な異世界
と
本展では
ダリが影響を受けた
シュルレアリスムの先達たちも多数ご紹介
ジョルジョ・デ・キリコ
《イタリア広場》(1914)
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マックス・エルンスト
《暗黒の神々》(1957)
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他にも
ミロやマグリット、デュシャンも展示
お
こちらは
写真家のマン・レイが撮った
貴重なスチール写真
《シュルレアリストのグループツァラのアトリエの前で》(1930)
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(前列中央がダリ、その左が提唱者のアンドレ・ブルトン、前列右端がエルンスト)
と
今回は
科学や
さらには原爆など
現代的なテーマを有した作品群が
多数展示されていて面白かったですね
本展最大の目玉作品
サルバドール・ダリ
《ビキニの3つのスフィンクス》(1947)
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第二次大戦後にアメリカがビキニ環礁で行った水爆実験をテーマにしていて
巨大な後頭部の髪の毛を
原爆のキノコ雲になぞらえて
シュルレアリスム的に表現
サルバドール・ダリ
《ダンス:セブン・ライブリー・アーツより》(1957)
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アメリカの演劇興行主、ビリー・ローズからの依頼で制作した本作は
体が捻じれた男女の激しい動きが表現され
2人の身体にはダブル・イメージで
「DALI」のスペルが重ねられています
う〜ん
なんとも奇怪でちょっと気持ち悪いですね
サルバドール・ダリ
《アン・ウッドワードの肖像》(1953)
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資産家のウッドワード夫人の依頼で制作
シュールな風景と美貌の夫人との
アンバランスな味わい
とまあ
他にも
ダリにしてはちょっと珍しい
限りなく抽象画に近い作品など
強烈な筆致による
多彩な画風が
随所に堪能できて
いやあ
あらためて
ダリ最高ですね
ふと
つくづく
ダリの絵って
どれもこう
言葉にできない
“何か”が宿っているんですよね
それは何なのか
言葉で言い表せず
よくわからないのですが
神聖で力強く
ある種
神秘的な
何か…
というわけで
奇抜で繊細かつ大胆な
唯一無二の芸術家ダリと
彼が生きた時代を垣間見る
素敵な企画展でした
おまけ
横須賀美術館から見た海の眺望です
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