『シュルレアリスム展』
先日行ってきました~
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場所は六本木の国立新美術館
『共生の思想』の故・黒川紀章氏の設計による
とても大きな建造物です
前面ガラス張りなので光が差しこみ
それが波打つような外観と奇妙に融合して
ひときわ目を惹きます
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いやあ
それにしても
待望の企画ですね
『シュルレリスム展』
とにかくビックリするほど
多くの絵画や彫刻、書物、写真、映画が
一同に会しました
合計170点
まさにシュルレアリスムの全貌を知る
またとない機会です
ところで
このシュルレアリスムは
28歳の詩人アンドレ・ブルトンによる
(すごい人ですね…ある意味、変態です…)
『シュルレアリスム宣言』によって端を発した
20世紀最大の芸術運動とのことです
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…が
この“チョー!現実の世界”
理屈では到底うかがい知ることができません
僕は今回
洪水のように絵や彫刻を浴び続けて
正直なんだか
わけがわからなくなりました
考えてはいけない
感じるんだ…
まるでブルース・リーですが
これはまさしく感性の踏み絵
己のセンスが試される場であり
様々な価値観と向き合う絶好の機会…
もっといえば
自分の中に眠っている深い潜在意識の扉を
開け放つことにもつながる…
いやいやいや
そんな理屈はいい
まあ
芸術とは
いわば
これ魔力のようなものですね
ということで
以下
怒涛の作品群の中から大抜粋〜
僕のお目当ては
なんといっても
ジャコメッティです
今回はブロンズ像合計4点
グロテスクで異質で奇妙な肌ざわり…
感激です
《テーブル》
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お約束
相変わらず強烈なビジュアルのダリ
《不可視のライオン、馬、眠る女》(1930)
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なぜ
このタイトル(!)
ルネ・マグリット
《赤いモデル》(1934)
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そして
今回一番の収穫
イヴ・タンギー
《岩の窓のある宮殿》(1942)
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なんなんでしょう
この空間は…
思わず立ちすくんでしまいました
タイトルという
わずかな手がかりを頼りに
己の感性を総動員して
絵に臨むのですが
観れば観るほど
わけがわからなくなります
それでいて
魅了されずにいられないのは
なぜでしょう…
これは現実ではないうえに
人間の目では見ることのできない世界なのかな
全く次元の違う
ミクロだか
あるいは
マクロだか
分子だか
粒子だかを
視覚化させたような
そんな得体の知れない世界観が露呈されて
これこそシュレアリスムの魔力かなと
一人ほくそえんでいました
イヴ・タンギーは今回もう1点
《夏の四時に、希望…》と題した作品もあって
これもまた
なんだかよくわからなくてすごい
いやあ
僕の中で完全にロック・オンしました
そして最後に
この作品を忘れるわけにはいきません
ブニュエルとダリ共同製作による
実験映画
『アンダルシアの犬』(1928)
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あまりにも有名なシーンですが
やはり今観ても
鮮烈なるかな悪夢の連鎖…
他にも
デ・キリコやミロ
マッソン(今回要チェックでした)
エルンスト、マン・レイ、ポロックetc
ちょっとお腹がいっぱい過ぎて食傷気味で…
その上
思わずめまいを覚えそうになりました
というわけで
『シュルレアリスム展』
う〜ん
魅惑に満ちた悪夢から
当分覚めそうにないですね
社長!
真っ白いキャンバスに解き放された感じですね!
ここから、どういう思いを描いていくのでしょうか。
激しい絵になるのか?
深い絵を描くのか?
自ら描くのか?
託すのか?
…そんな感じを受けます。
(^-^)
>ケロ編集長さん
なんか深みにはまってしまいました…(;^_^A
ぜひ一緒に描きましょう!
>チョー!さん
( ´ ▽ ` )ノ