リーダーシップ考

ふと

今回は

リーダーシップについて

書いてみたいと思います

↓↓↓

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一般的に言って

リーダーシップを発揮するというと

どうしても

率先して何かをやらなければならない

というイメージを持たれることと思います

例えば

会議かなにかで

自分から積極的に発言する

とか

自分をどんどん主張するなどが

考えられます

もちろんそれは素晴らしいことで

最初は特にそうした

率先力が求められることは間違いありません

ある程度

チームを束ねる立場になってくると

今度は自分ばかり出張ってばかりいても

しょうがなくなってきます

なぜか⁈

自分が出張ることによって

まわりの人たちの出番が

相対的に減ってしまうからです

組織マネジメントやリーダーシップ開発の

コンサルタント会社などを運営する

株式会社フェイス総研の小倉広社長は

組織の中におけるパワーの量は一定

というようなことを述べておられます

これはどういう意味でしょうか?

僕なりに解釈してみますと

つまりある会議の場などにおいては

時間も空間も人数なども

制限されているため

発揮されるエネルギーの量は

あらかじめ決められてしまう

あとはそれを

誰がどのくらいの割合で発揮するかで

その会議の成功いかんが決まるのかな、と

つくづく会議って

まんまチームワークの縮図なんですね~

そんなわけなので

先ほど冒頭に挙げたように

誰か特定の人ばかりが発言していては

その場において

定められたエネルギーが

どんどん持ってかれちゃう一方なので

それは時と場合によっては

よろしくないわけです

ということで

大切なのは

自分が率先して発言したりすること

そのものではなくて

その場における

パワーの配分なり

役割なりを

正確に把握して

その会議が

より効果的で充実した場になるよう

陰に陽に働きかけること

つまり

場そのものを主体的に捉えられる人

場の形成に責任を取れる人

僕はこういう人を

リーダーと呼びたいと思います

なので

リーダーシップとは

場の空気を読みながら

発言が足りないようなら

自ら率先して発言するし

また一人の発言に集中することのないように

配慮するし

場の空気が重いようなら

バカな役回りもするし

 発言が飛び交うようなら

脱線しないよう目配せする

このように

時と場合に応じて

様々な役割を演じること

そうして場の状態を常に良好な状態

健全な状態に保つ影響力を

無言のうちに発揮できる

つまり自分も含めた

参加者一人一人の特性、持ち味を活かして

Win‐Winの関係を築くよう努める

リーダーシップとは

そういうことだと思います

もちろん会議の場などで

そうした力を一番行使できるのは進行役

ファシリテーターであることは

いうまでもありせんが

しかしここで言っているリーダーシップとは

決して仕切ることを

指しているわけではありません

どんな立場の人であれ

その人の持つ

信頼度、説得力、判断力、共感力、見識

などなど

それはどんな立場でも発揮できると思います

ただ現実問題

一番発言が強く

結果的に影響力を持ってしまう人は

やはりその場において

一番地位の高い人

例えば

社長なり役員なり部長なり

ということになるわけでして

こういう人たちが

場の形成に

多大なる影響を及ぼしているということを

まずは本人たちが

自覚しなければなりません

しかし小さい組織では

そういう傾向が全面に押し出てしまい

結果的に特定の人による

ワンマン

カリスマ

のようになってしまいます

それをあらかじめ自覚して

あえてその役割に徹するというのなら

それはそれでいいのですが

先ほども述べましたように

パワーの量が一定であることを意識せずに

トップがガンガン前に出てばかりいる

まず部下は発言しなくなり

結果

その場はトップの独壇場

場を分どる形となってしまい

みんな納得感も充実感もないまま

しげしげと会議室を後にする

そんな光景に至ってしまいます

これはリーダーシップという名を借りた

単なる存在感の誇示です

こんなのは

リーダーシップでもなんでもありません

しかしそうやって二言目には

うちの社員は育たない

元気がない

そうして

やはり俺が出張らないとダメだ

と、こうなるのです

パワーは一定ですから

出張れば出張るほど

社員は遠ざかっていくし

おとなしくなっていくし

受け身になっていくのです

これは相撲でいうなら

トップの15勝全勝状態

勝ち過ぎです…

真にリーダーシップを取る人は

負けることを知っています

その上で手柄を

山分けすることができます

そして

トップにいくほど手柄を少なくして

特には現場の社員たちに

より多く達成感、手柄が

行き渡ることに

細心の注意を払うのです

とは言いましても

譲ってばかりでもそれはダメで

要は自分の出る幕をわきまえているのです

勝負どころはズバッと行くのです

そうやってただ勝つだけでなく

どうやって勝つかまで

配慮ができているのです

そしてあらためて

こうしたあり方が

共生

なのです

う~ん

なんだかすっかり

難しいことを書いてしまいました

自分で書いてて

耳が痛くなってきちゃいました

というわけで

リーダーシップ

尽きることのない永遠の課題ですね

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