『ビジョナリー・カンパニー3/衰退の五段階』
待望の第3弾
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買ったまましばらく読めないでいました
第3弾の前にまず…
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“優良な企業”と
“長期的に卓越した企業”
の違いは何か?
後者を「ビジョナリーカンパニー」
と呼び
18業種別にそれぞれ二社を選定し(合計36社)
比較分析を試み
ビジョナリーカンパニーに共通する特質を
見いだそうとした本書は
その後の経営のあり方、方向性を
明確に決定づけるほどの衝撃を
僕にもたらしてくれました
もうかれこれ10年くらい前になるでしょうか
いやあ
書いてある一行一行に
うんうんとうなづきながら
文字通り
心を躍らせて読みふけりましたね
自分のイメージしていた
目指すべき企業の実例が
この本には
いやというほど紹介されていました
とにかく様々な項目で影響を受けましたが
特には
“理念”と“利益”に関するくだり
「基本理念を維持し、進歩を促す」は
今も自分の中で問い続けているテーマですね
ということで
続く第2弾
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実は
僕はこっちの方がよく読みましたね
1からさらに踏み込んで
ビジョナリーカンパニーが飛躍を遂げたきっかけを探り
共通の法則を見出したのが本書
いやあ
しびれました
ちなみに僕はこの本を読んでから
「第5水準のリーダー」
になろうと固く決心しました
…って
何それ?
詳細は本書をご覧くださ~い
他にもあれやこれやと
思うところが多いですが…
てなわけで
待望の第3弾は
かつて1、2で取り上げた
ビジョナリーカンパニーのいくつかが
なんと
衰退してしまった実例を挙げながら
衰退に至る共通の法則を見出し
5段階にまとめ上げたのが本書です
今回はちょっとビビりました
大まかに
①成功から生まれる傲慢
②規律なき拡大路線
③リスクと問題の否認
④一発逆転策の追求
⑤屈辱と凡庸な企業への転落か消滅
う~ん
耳が痛い話が続きます
しかし⑤をなんとか食い止め
新しく「回復と再生」
というシナリオを作ることも十分可能であると
終章では説いています
イギリスの元首相ウィンストン・チャーチル
その人の生き様を例に挙げ
「決して屈してはならない」と…
最後に
独りよがりな理念の追求の盲点について
触れている箇所を引用します
転落の途をたどった
住宅会社のファニーメイを例に挙げ
「“われわれは高潔な目的を追求する正義の人間であり
したがってわれわれの判断は正しく賢明である”
と考えるようになったとき
おそらくは
間違った方向に進みやすくなるのだ。
正しい意図のもとで下した悪い判断も
悪い判断であることに変わりはない。」
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