理念の体現
さて
いよいよ第4コーナー
この一連の長文ブログも
とりあえず今回までにします
これ以上は
さすがにしつこいですよね
でもせっかくここまできたので
一応の結論を見たいと思います
ということで
くどいようですが
あらためて
経営者の仕事とは何でしょうか?
◎ビジョンを示すこと
◎場を提供すること
◎旗を振ること
そしてその後にくるものは…
ハイ
ようやくここにたどり着きました
その次にくるもの…
それは
理念の体現です
ビジョンを示し
場を提供し
旗を振り続ける
これら経営者がやるべきことを通して
皆に伝えたいこと
社長自身が身をもって内外に示すこと
それはとどのつまり
理念の体現です
社長は会社をどうしたいのか
その表れとしての場作り
そして実際にスタッフを鼓舞し
内外にアピールする
その意図なり
目的は
もちろん利益とかいろいろあると思いますが
ひとえに会社が目指すあり方
つまり理念を実現することにあるはずです
理念とは
その会社が企業活動をする
そもそもの目的
目指すあり方
大切にする考え方
基本的な価値観
などをあらわしたもの
弊社の場合は
ひと言で
『共生』
という理念を掲げていますが
弊社の考える“共生”の実現
“共生”的なあり方
“共生”的な価値観の浸透
などを
企業活動を通して図っていくこと
これが企業の存在意義になるわけです
また当然
その会社にいる社員一人一人にとっても
『共生』という理念に
共感を見い出しコミットしてもらい
その上で自己実現を図ってもらえれば最高です
そうしたあり方を目指すうえで
経営者がやるべきこと
それは社内の誰よりも
理念を体現する人であること
理念を測る物差しに
社長自らがなることです
弊社の場合ですと
『共生』の理念というものが
全社員の行動の規範になるべきで
その理念のもっとも忠実なしもべが
トップであるべきなのです
社長が日々の業務のなかで
判断し決済を下す際の
判断基準として理念が常にあって
そうした社長が下す諸々の意思決定に
『共生』の理念が
明確に反映されていなければならず
そうした社長の意思決定に対して
社員たちがコンセンサスや共感を示すこと
こうしたことの積み重ねが
理念の浸透につながっていくのかなと思います
組織をどんどん成熟させていくうえで
理念や価値観の共有を図っていく
ということは
おそらく
最も大切なことなのではないでしょうか
そしてあらためて
その最たる体現者に
社長がならないで
どうして理念や価値観の共有浸透を
図ることができましょうか
そのくらい
この理念の浸透に関しては
トップ自らが
身をもって示していかなければならない
最たるものなのです
また
弊社の『共生』という理念を考えてみますに
“共生”は
たぶんに永遠に解決しない課題
つまり“答え”ではなく
むしろ“問い”でして
そういう意味では
弊社社員一人一人が
“共生”というフィルターを通して
ずっと学び成長していく
そんなプロセスを経ていければいいなと
思っています
そして『共生』というコアの部分を
皆で共有したうえで
より一人一人の価値観を
受容、承認していけるような
器の大きな組織体、企業体を
目指していきたいと思っています
そこらへんの『共生』に基づいた
会社のあり方について
以前書いたブログは→こちら
あらためて
『共生』とは
わが社に関わる
あらゆる人々の幸せを追求すること
そのポイントは“豊かさ”
“豊かさ”とは多様性
多様性とは様々な価値観を
受容するということ
つまり
『共生』は
ひとつの価値観に染まるのではなく
様々な価値観を
内包している状態をさすのです
そうした懐の大きな会社組織を作り
社員一人一人が
自己実現を図れるようになり
そうしてお客様、社員とその家族、業者さん、地域社会
みんなが幸せになるあり方を模索する
そんな理想を目指していきたいと思います
そして経営者は誰よりも
その“共生”の
体現者であらねばならないのです
とまあ
ここ何回かに分けて
自分の中で思っていたことを
うまくまとめきれたか
いささか心もとないですが
まあ一応の結論としたいと思います
書いていてあまりにも
今の自分
弊社の現状と
かけ離れている部分が多く
途中なんだか
空虚に思えてきたりしましたが
でもこれは自分自身に対して
プレッシャーをかける意味でも
最後まで理想論を貫こうと決めました
現時点で自分が思い描く最高の姿を目指して
コツコツと前に進んでいこうと思います
またブログを更新していく中で
思いついたり
気になったことがあれば
そのつど発信していきたいと思います
ふぅ
秋の気配を感じながら
↓↓↓
つらつらと…
↓↓↓
”共生”のブログを拝見いたしました。
これは私が研修で使用している『ナチュラルシンキング』という概念と近いですね。
人の数だけポジティブとネガティブのバランスがあり、光があるから闇があり、表があるから裏がある、といった考え方でしょうか。
幸せになる考え方=ポジティブではなく、自分に指差す考え方=成長というバランスではないかと思います。
>経営者は誰よりもその“共生”の体現者であらねばならない
社員の方に無記名で、共生という理念で自分の幸せがイメージできるのかアンケートをするのはどうでしょうか?共生というバスに乗りたくないという社員もいらっしゃると思いますが、それはどのようにお考えになられるのでしようか?
どのように体現するのでしようか?
松下幸之助のように機会あるごとに朝晩社員に語りかけるのでしようか?
ソニーやホンダ、サントリーのように、思い切ったウエイを具現化するのでしようか?
再春館製薬のように名称にのせるのでしょうか?
ワタミのように手紙を書き続けるのでしょうか?
いつも大変勉強になります。
ありがとうございます。
>(株)第二営業部さん
素晴らしいコメントありがとうございます!
ナチュラルシンキングっていうんですね…なんとなくそのニュアンスに近いかもしれませ
ん。
『共生』という理念はキャノンはじめ多くの
企業さんが掲げていますので、特段新しい概
念でもなんでもありませんが、僕なりの経験
や思い、パチンコ業に当てはめていろいろと
こじつけて考えるようになりました(#^.^#)。
うちなりには『共生』はあらゆる人の幸せを
追求しますので、船には全員乗せるという考
え方です。つまりより苦しいことにやりがい
や楽しさを見出だすという成長志向ですね。
まずはそこに何がなんでも立ってもらう。こ
れは理想論だったりしますが、でもあきらめ
ずにやっていく。それでも船に乗らないとい
う人はある意味しょうがないです。でもそれ
はあくまで共生という観点ではNG。そこを僕
らは認識する必要がありますね。
具現化ですが、2年位前に管理職たちでクレド
=行動規範を作り、冊子にして、全社で勉強
会や読み合わせやらをボチボチやっておりま
す。これは長い歳月をかけてコツコツやって
いくのみですね。学習、理解、共感、実践、
浸透、風土といった順で進めていますが、ま
あこれからです。僕自身は自分のとった言動や会社の判断において理念に基づいていたと捉えられる実例を身をもってどんどん増やしていくこと。それを事あるごとに触れる機会を増やす。まあ会社で行う様々な活動や施策がそのまま理念に基づいているという認識をどんどん深め、その数を増やしていく、そんなイメージです。
返答になってないかもしれませんが…。
いろいろとご指摘やご提案ありがとうございます!
また是非よろしくお願いします(^_-)。