『キャズム』

先日読みました

だいぶ前の本ですが面白かったです

↓↓↓

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以下

IT情報マネジメント用語辞典ほか

サイトから引用

キャズムとは

本書の著者である

マーケティング・コンサルタントの

ジェフリー・A・ムーアによって

提唱されたマーケティング理論で

ハイテク業界において

新製品・新技術を市場に浸透させていく際に見られる

初期市場からメインストリーム市場への移行を阻害する

深い溝のこと

ムーアは

テクノロジーのライフサイクルと

その各段階でターゲットとすべき顧客

つまりは購買層を次の5つに分類

①「イノベーター」 (innovators)

新しい技術が好きで、実用性よりも新技術が好きな人。オタク。

②「アーリーアダプター」 (early adopters)

新しい技術によって、競合相手などを出し抜きたいと思っている人。

③「アーリーマジョリティ」 (early majority)

実用主義で役立つなら新しい技術でも取り入れたいと思っている人。

④「レイトマジョリティ」 (late majority)

新しい技術は苦手だがみんなが使っているなら自分も使わなければと思う人。

⑤「ラガード」 (laggards)

新しい技術を嫌い、最後まで取り入れない人。

これら購買層の間にはそれぞれ溝があり

乗り越えなければならないが

その中でも特に

②のアーリーアダプターと

③のアーリーマジョリティの間には

「深く大きな溝」があるとし

これをキャズムと呼んだ

そしてこのキャズムを

乗り越えられるかどうかが

その製品が普及するか

一部の新製品マニアに支持されるに

とどまるかどうかの

一番の鍵であるとした

↓↓↓

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う~ん

一般的には

オピニオン・リーダーと呼ばれる

のアーリー・アダプターへの普及が

新製品普及のためのポイントとされているそうで

この層は特定商品の購買行動や消費を

リードする消費者層を指し

新しい商品やサービスが現れた時

いち早くその商品やサービスを

購入する消費者がいて

ブームを巻き起こし

そのブームに巻き込まれて

市場が形成されてくるケースが多いことから

オピニオン・リーダーの重要性が

より認識されるようになったとのことです

例えば

ゲームソフトにおける

若年層マニアなどの存在がそれにあたる、と

しかし

アーリーアダプターに支持されたとしても

それはあくまでも初期市場の話であって

メインストリーム市場に受け入れられるとは限らず

そのままでは規模の小さな初期市場の中で

やがては消えていく運命となるというのです

ゆえにキャズムを越えるためには

③のアーリーマジョリティに対する

マーケティングを

積極的に行わなければならない、と

すなわちキャズム理論では

②のアーリーアダプターと

③のアーリーマジョリティでは

要求が異なっており

キャズムを超えて

メインストリーム市場に移行するためには

自社製品の普及段階に応じて

マーケティングアプローチを変えていくことが

必要だと説いているのです

また上述のことは

製品のライフサイクル

「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」

という4段階の流れともつながる話で

 この場合

「導入期」の対象顧客として

イノベーターと

アーリーアダプターの一部が想定

「成長期」の対象顧客は

アーリーアダプターの残りと

アーリーマジョリティが想定

「成熟期」では

レイトマジョリティと

ラガードの一部が想定

最後の「衰退期」では

ラガードの残りが想定されている

とのこと

う~ん

どうやら深い溝に入りこんでしまったような気が

しなくもない

ちょっと話が難しかったですかね⁈

まあ簡単にいえば

キャズムとは

 例えばダイエットをはじめたものの

一生懸命運動したり

食事の量を減らしたりしても

なかなか体重が落ちない

そんな過渡期

あるいは

快調に体重が落ち出してたのが

ある日ぱったりと止まり

何をやっても落ちなくなる

そんな停滞期

つまりは

耐えの時ですかね

(ちょっと違うんじゃないの~⁈)

まあ

ここを耐えられないと

結局は

リバウンドに至ってしまうわけでして

いやあ

僕らの業界

うちの会社もそうですが

いろいろな意味で

ただいまキャズムの真っ只中にいるのかも

よくパチンコ業界は

市場規模や大手による寡占ぶりなどから

成熟市場にいると言われて久しいですが

それはもっと引いてみると

より大きな意味で

次なる飛躍

つまりは

成長期に移行するための

試練の時

また

一部のコアなユーザーだけを

ターゲットにすることなく

広くサービス業

エンターテインメント業として普及すべく

新たな顧客ニーズを掘り起こし

最も層の厚い

③のアーリーマジョリティを

獲得していかなくてはならない時に

今まさに来てるのかな、と

昨年の大震災以降

急激に変化してきている

人々の価値観やライフスタイル

そしておそらくは

社会の要請を反映してのことでしょう

行政による広告規制などの適正化の動き

来るべき消費税増税とも相まって

パチンコ業界全体が

いま大きな変革の時を迎えています

今までの常識が

どんどん通用しなくなっていることから

僕ら自身が変化し続け

環境に適応していかなくてはならないのです

その中で

次なる成長ステージ

新たなる顧客層の開拓を

模索していかなくてはならないのです

いやあ

すっかり長文になってしまいましたが

とにかく早く

キャズムを乗り越えないと

これはホントいかんですね~

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  1. (株)第二営業部

    残念ながら現状の多くの産業が、人口の減少にともない規模が縮小して行くことになります。そしてご指摘のように、イノベーションに成功した企業や産業だけが存続して行くことになると思います。
    パチンコ産業も、以前はパチンコとパチスロしかなかったなんてウソみたいだね、なんて時代になるかもしれません(笑)。

  2. チョー!

    >(株)第二営業部さん
    いやあ…あまり笑えない話ですが、現実かもしれませんね。。
    いつも素晴らしい示唆やご教示をありがとうございます。