『アンディ・ウォーホル展:永遠の15分』

先日行ってきました
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ただいま六本木の森ビルの
森美術館で開催中です
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公式サイトは→こちら
ご存じ
アメリカが生んだ
ポップアートの旗手にして
希代のマルチクリエイター
アンディ・ウォーホル(1928-1987)
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昨年日本で開催された
『アメリカン・ポップアート展』について
以前書いた本ブログでも
ウォーホルのことを書きましたが
(以前書いたブログは→こちら)
今回なんと
ウォーホルの初期から晩年に至る
およそ700点もの作品や資料が
一挙公開されるという
まさに大回顧展が実現
う~む
これは事件だ…
ところで
本展タイトルの『永遠の15分』とは
「将来、誰でも15分は世界的な有名人になれるだろう」
というウォーホルの有名な言葉に由来
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ということで
さっそく
とまあ
ウォーホルといえば
有名人のシルクスクリーンや
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キャンベルスープ缶をモチーフにした
一連の作品で知られていますが
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本展は
そういった代表作のみならず
ウォーホルの幼少期から晩年に至るまでの
数々のポートレイトやスナップ写真などが
かなりの枚数公開されていて
とても興味深かったですね
“ファクトリー”と呼ばれた
伝説のアートスタジオにて
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う~ん
ルックスに対するコンプレックスもあってか
アーティストとして
頭角を表していくにつれて
見た目的に
どんどん変貌を遂げていく過程が面白いですね
トレードマークとなった銀髪のカツラは
若ハゲ隠しのために着用し始めたとか
とまあ
本展における
僕の一番の関心事は
ウォーホルが遺した数々の実験映像です
今回は
とてもユニークな試みとして
一つの空間に
何枚ものスクリーンを配置して
そこにウォーホルの実験映像を
同時に映写する
というコーナーが設けられました
こんな感じ
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(写真は引用です)
いやあ
なんだか60年代のアングラのムードが
そこはかとなく漂っていて…
う~ん
僕はけっこう長い時間
この空間にいましたね
上映していたのは
もはや伝説となっている
『エンパイア』(1964)
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キングコングが登ったことで有名な(!)
エンパイアステートビルを
なんとフィックスで
延々8時間撮り続けただけという
トンデモ作品や
(今回は42分の短縮版です…)
一人の男が
マッシュルームを食べるだけという
『イート』(1963)
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あるいは
眠っている男を
延々と撮り続けた
『スリープ』(1963)など…
高速撮影で撮っているため
映写時はスローテンポで映し出され
結果
ただ眠っているだけの映像なのに
判別不能なアングルも手伝って
異化作用が働き
奇妙な物体に見える不思議…
つくづく
ウォーホルは
映画そのものが
いつの間にか
常識的に備えてしまっていた
“物語性”を
根本から崩してみせることで
映画の持つ
本来の可能性や
新たな視点を
再提示しようと試みたんですね
いやはや
他にも盛りだくさんで
ウォーホルの常識にとらわれない
自由な精神
革新性を
余すことなく堪能することができます
お
こちらは
出入口に掲示してあった
ペイントを施されたアートなBMW
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というわけで
本展は5月6日まで開催中です
こんな企画はめったにありませんぞ
この機会に是非
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