印象の違い
かねがね
映画好きを公言している僕ですが
特には20代の頃に
われながら
まあ
よく映画を観ましたね
当時
浴びるように観た日々が
映画好きという僕のベースを形作る
いわばバックボーンとなっているのかなと
大いに実感するところです
…が
それはそうと
20代の頃に観た映画を
後年
TV放映などされた際に
再鑑賞することが多々あるわけですが
往々にして
ん
あれっ
こんな映画だったっけ?
こんなストーリーまったく覚えてないぞ
と昔観た時に
面白かった映画が
今観ると全然つまらなかったり
逆もまたしかりだったりで
う~ん
当時観た時の印象とまるで違う
…どころか
ほぼ初めて観たような印象を受ける映画が
これが結構あるんですよね
いやはや
この人間の記憶の
曖昧さ
いい加減さ
人はいかに主観的で
自分に都合のいいことしか覚えてないか
でもよくよく考えてみれば
それは至極納得な話で
最初に観た当時は
それだけ若かったわけで
当時のみずみずしい
…ていうか
青臭かった感性が
歳を重ねるごとに
どんどんと後退し
その分、知識や経験が増し
少なからず知性が磨かれていく
そして何より
2回目以降に観た時点における
自分の関心事、興味、悩み、時代性、課題とするテーマなどなど
抱えている事情が
初めて観た当時のそれと
全くと言っていいほど違うのは
これ当たり前
年齢による開きがあればなおさら
自分の中で引っかかるポイント
もたらすインパクトの場面が
自ずと違ってきますよね
つまりは
ちょっと大げさに言えば
2回目に観た時の僕は
最初に観た時の僕とは
ほぼ別の人間になっている
ということ
それに加えて
この記憶の曖昧さ
一つか二つ脳裏に焼きついて離れない
印象的なシーン以外は
かなりの場面を忘れてしまっているという
この厳然たる事実
ということで
つらつらと書いてしまいましたが
要するに一度観たからと
それでもう全部知ったと思わず
歳を重ねるごとに
繰り返し観ることをオススメする次第です
正直
一度観た映画でも
2度目はまったくの別物に感じる映画は
少なくありませんからね
と
ちなみに僕も
定期的に繰り返し観ている映画が
何本かありますが
中でも一番観ているのが
フェリーニの『8 1/2』(1963)ですかね
↓↓↓
何を隠そう
一番好きな映画です
かれこれ20回くらい観ましたかね
えっ
意外と少ないって⁈
ハイ
でもホント観るたびに
今だに新たな発見があるんですよね
というわけで
ラストの言葉
「人生は祭りだ
共に生きよう」
いやあ
まさに
“共生”の具体的なビジョンが
ここに…
↓↓↓
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