好き嫌い
つくづく
人は自分に都合よく解釈する生き物だなぁ
と実感する今日この頃です
映画でもなんでも
ファースト・インプレッションが大事で
例えば
映画に関していえば
人は大体
始まってからおよそ10分で
その映画のことが
好きか嫌いかを
瞬時に判断しているのではないかと
僕は思います
そうして観終えた後
自分が抱いた印象(=好き嫌い)に従った
感想を述べるに過ぎない
つまりは
好きな映画なら褒めるし
嫌いな映画なら悪く言う
よくよく
立場やスタンスによって
その映画のことを
良い方にも悪い方にも
それこそ
どっちにも拠ることができる
それほど
人間は主観的
いわば感情的な生き物で
人の心は
ある意味
曖昧で移ろいやすいもの
ゆえに
「好きか嫌いか」
が
「良いか悪いか」
「正しいか正しくないか」
に先行し
さらに話を転じていくと
「何を言ったか」
よりも
「誰が言ったか」
の方が重要
ということになり
そう考えると
好き嫌いは
それだけ強い原動力
動機づけになりうる
ということでしょうね
つくづく
おまけ
僕は往々にして
観る人によって
好き嫌いがはっきり分かれる映画を
好んでよく観ますね
例えば…
おっと
今更ながら
1971年製作
ご存じ
スタンリー・キューブリック監督の問題作
『時計じかけのオレンジ』
↓↓↓
鮮烈な原色をバックにしたタイトルロール
主人公アレックスを捉えたアップから
カメラがどんどん引いていく
オープニングショットからして
いやあ
もう掴みOKです
↓↓↓
その容赦ない暴力表現に
強烈な不快感を抱く
と同時に
ポップでキッチュでアブノーマルな
その魅惑の世界観に
う〜ん
えも言われぬ陶酔を味わうこと必至です
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