世紀の美少年

以前、本ブログで紹介した
映画『ミッドサマー』(2019)
記事は→こちら
…に出演し
劇中、あまりにも無残な
衝撃的な死を迎える役どころのこの老人は
↓↓↓
約半世紀ほど前のイタリア映画
『ベニスに死す』(1971)
に出演した伝説的な美少年
ビョルン・アンドレセン(1955-)本人だったのです
↓↓↓
う〜ん
びっくりしましたね
パッと見、気づくよしもなく
むしろそのあまりの変貌ぶりに
驚きと戸惑いを禁じ得なかったわけですが
しっかし
『ミッドサマー』を撮ったアリ・アスター監督は
これ以上ない汚れ役を
あろうことか
かつての“世紀の美少年”に演じさせるんですから
ホント
これはもう
よくよく確信犯といいますか
悪い冗談でしかありませんでしたね
実際
アンドレセンだと知った時は
ぶったまげましたね
それほど『ミッドサマー』での役が強烈だったわけですが
同時に
アンドレセンという少年が
いかに『ベニスに死す』たった1本で
映画史に名を残すアイコンとなっていたかを示す
これまぎれもない証拠ですね
↓↓↓
と
ついでに
『ベニスに死す』について
僕がだいぶ前に本ブログに書いた記事は→こちら
ということで
まさにちょうど
ただいま上映中です
タイトルはその名もズバリ
『世界で一番美しい少年』
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僕もまだ観てませんが
本作はいわく
「名作『ベニスに死す』の裏側と、“世界で一番美しい少年”と呼ばれその後の人生を運命づけられてしまったひとりの人間の栄光と破滅、そして心の再生への道のりを映しだしたドキュメンタリー」
だそうで
アンドレセン自身
『ベニスに死す』への出演以降
かなり数奇な運命を辿ったようですね
彼の近影です
↓↓↓
本作では
その類まれなる容姿ゆえ
常に人々の性的関心の的とされ
彼を苦しめ続けた実情と経緯が
ヴィスコンティとの愛憎渦巻く関係含め
どうやら如実に語られているようで
興味深い限りですね
ヴィスコンティとのスナップ
↓↓↓
ここ近年
顕在化してきているルッキズム(=外見至上主義)の問題とも絡み
アンドレセンの存在が
いま再び世間の注目を浴びつつありますね
というわけで
いやあ
あらためて
必見のドキュメンタリーです
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