『ブランクーシ 本質を象る』展

先日ようやく

合間を縫って行ってきました

京橋のここ

アーティゾン美術館にて開催の

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『ブランクーシ 本質を象る』

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20世紀を代表するルーマニアの彫刻家

コンスタンティン・ブランクーシ(1876 ‒1957)の

国内初となる大規模な展覧会です

ブランクーシは

現存する作品数が

少ないことで知られていますのでね

本展は20点の彫刻を主体に

絵画やドローイング、写真作品など

計90点が勢揃いしました

いやあ

これはまたとない機会ですね

本展はほとんどにおいて

写真OKでして嬉しかったですね

ということで

以下、ザザッとご紹介

◎《苦しみ》(1907)ブロンズ

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いきなり

強烈な存在感で

ついしばらく観入っちゃいましたね

◎《眠る幼児》(1907)ブロンズ

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初期の頃の

アカデミックな写実による

リアルな彫刻も素晴らしいですね

◎《接吻》(1907-10)石膏

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ご存じ

代表作のひとつ

へぇ

思ったよりサイズ大きいんですね

純粋なフォルムの探究が

思わぬ形で結実

可愛いですね

◎《ミューズ》(1918)磨かれたブロンズ

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アフリカ彫刻に傾倒したブランクーシは

ロダンから脱して

無駄を削ぎ落とした

本質的な形状

洗練されたフォルムを追求していきます

◎《うぶごえ》(1917)ブロンズ

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ブランクーシの主題のひとつ

アーモンド型の頭部

どんどん抽象化されていきます

◎《眠れるミューズⅡ》(1923)磨かれたブロンズ

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神々しいまでの威容

まじまじと

すごい迫力

どこか揺るぎない信仰心のような念を覚えます

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アーモンド型といえば

この人を想起させますね

こちらも展示

アメデオ・モディリアーニ

◎《若い農夫》(1918)

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こちらは

ブランクーシの絵画

◎《スタンディング・ボーイ》(1913)テンペラ・紙

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そして

より単純化、抽象化された

奇妙なブロンズが並びます

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◎《ポガニー嬢Ⅱ》(1925) 磨かれたブロンズ

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慎ましくも

神々しいまでの存在感

ふと

ニューヨークで観たものと同じかな

◎《王妃X》(1915-16)磨かれたブロンズ

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ちなみに

本展の作品には

タイトルもキャプションも

何も記載されていません

番号が振られているのみで

作品リストからタイトルを知るのみです

なので文字通り

自分の感性の赴くままに

作品と向き合うほかありません

◎《洗練された若い女性(ナンシー・キュナールの肖像)》(1928-32)磨かれたブロンズ

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まあ

あまり深く考えず

そのフォルムに宿る

本質的なまでの美しさを堪能すべし

…ですね

◎《魚》(1924-26)磨かれたブロンズ

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ふむふむ…

◎《雄鶏》(1924)ブロンズ

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ブロンズの圧倒的な存在感

フォルムの美しさ

こちらもユニーク

右がオシップ・ザッキン

◎《ポモナ(トルソ)》(1951)黒檀

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真ん中がブランクーシ

◎《若い男のトルソ》(1924)磨かれたブロンズ

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左がブランクーシ

◎《若い女のトルソ》(1922)磨かれたブロンズ

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いやあ

面白いですね

◎《空間の鳥》(1926)ブロンズ、大理石、石灰岩

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極限まで削ぎ落とされた形態

抽象彫刻の極致ともいえる

鋭利な

それでいて美しいブロンズです

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ブランクーシは写真にも造形が深く

数々の作品を残しています

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IMG_0784.jpeg

ふぅ

とまあ

そんなこんな

抽象彫刻という

新たな表現を創出した

ブランクーシの思想と軌跡

その芸術の全貌に迫る

素晴らしい展覧会でした

実は本展は

明日で終了となります

う〜ん

毎度のことなから

ギリギリの記事のアップとなりまして

失敬…

というわけで

圧巻のブランクーシ展でした

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