岸見一郎『幸福の哲学』

古今東西

老若男女

人種、民族、国籍

貧富の差を問わず

世界のあらゆる人が

共通して持っている思い

それは

幸せになりたい

という欲求ではないでしょうか

人は誰しもが

幸福を求めるもの

しかしその幸せの定義、尺度は

人それぞれによって異なります

それはそれだけ

価値観が多様であるということ

厳密に言えば

人の数だけ

それぞれに違った形やあり方の

幸福があるとも言えるわけで

そう考えますと

自分が思う幸せを

人生を通して

生涯にわたって追い求め続ける

ことができたら

つくづく

それは最高に幸せなことなんじゃないかな

なぁ〜んて

思ったりする今日この頃ですが

ふと

世の中のあらゆる人に当てはまる

幸せの価値観を

定義づけられたら

これはすごいことですよね

果たして答えはあるのでしょうか

今回は

本のご紹介です

哲学者、心理学者として知られる

岸見一郎氏の

『幸福の哲学』

↓↓↓

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本書は

以下の章から成り立っています

第一章 幸福とは何か

第二章 なぜ幸福になれないのか

第三章 人間の尊厳

第四章 他者とのつながり

第五章 幸福への道

第六章 人生をどう生きるか

本書の中から

一部を抜粋

↓↓↓

「幸福は空気のようなものだ。

空気がある時には誰もその存在には気づかない。

なくなった時に初めて、空気があればこそ生きることができていたことに気づく。

幸福も、失われた時、初めてその幸福を経験する。

だから、幸福が失われるのはどんな時なのか、その時どう感じるかを見ることが、幸福が何であるかを知ろうとするためのきっかけになる。」

なるほど

空気は世界中の誰もが

必要としているものですからね

また他に

「幸福を阻むもの」の要因として

病気、老い、死、事故、災害、悪政などの他に

その最大のものとして

対人関係の問題

を挙げ

論を展開しています

これも逆に

人は誰しも

病気になりたくない

事故に遭いたくない

はずで

死については

宗教的な価値観によっては

必ずしも幸せを阻むものとは

言い難いと思いますが

でもいずれにせよ

幸せを阻むというポイントにおいて

世界共通の価値観てありそうだなと

こちらもひとり納得した次第です

というわけで

まあ

幸福という壮大なテーマについて

夜まったりと

酒でも飲みながら

一人哲学するには

読みやすい本です

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