苫米地英人『日本の盲点(スコトーマ)』

苫米地英人氏の

『日本の盲点(スコトーマ)ー洗脳から脱出する超技術』

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いやあ

一気に読んじゃいましたね

しっかし著者の

苫米地英人(とまべちひでと)という人

この人はただ者ではありませんね

一体いくつの肩書を持っているのか

脳機能学者、計算言語学者、認知心理学者、分析哲学者、カーネギーメロン大学博士etc…

こんなもんじゃありません

極めつけは

脱洗脳のエキスパートとして

オウム真理教事件に関わったり

アメリカの軍や政府関係者に対して

テロリストに洗脳されるのを防ぐための

訓練プログラムを開発・指導したりと

なんだかヤバイ匂いのする人です

本書の論点はきわめて明快

日本は国家挙げての情報統制を図っている

ということを突きつめ

それに対処するための考え方や方法を

具体的に提示しています

苫米地氏が本書だけでなく

過去の本や様々なメディアを通して

繰り返し語ってきた概念が

スコトーマ=盲点

という言葉

これは

人間の脳は自分にとって重要だと思われることしか認識しない

という特質を利用した

政府とマスコミによる情報統制

から

外れた本質

いわば真実のメッセージを指しています

では

政府が伝達すべき情報や考え方を

意図的にコントロールする

その真意はどこにあるのか?

本書はその一端を明らかにしてくれます

う~ん

本書の中で苫米地氏は

国民の無知を厳しく指摘しています

そして

実はそれは

政府による策略であるとも述べています

まあ政府にとっては

国民が無知な方が都合が良いのでしょう

だからこそ国民がもっと自覚して

情報を取りにいき

自分の頭で考え

行動してくれることを訴えています

あらためて

新聞やTV、あるいはネットなどから入ってくる情報は

あくまでそれを伝える側に立った情報だということを

再認識する必要大ありですね

苫米地氏は

3.11の震災以降の政府の動きを

つぶさに観察していて

情報統制の意図を

より強く認識していると言っています

自分の目や耳に入ってくる情報や常識を

まずは疑ってかかることが

とても大切な気がします

というわけで

最後に名言

「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」

by アルベルト・アインシュタイン

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