常識を疑ってみる
- 最近、2冊の本を読みました
まずはこちら
↓↓↓
- 日本の独立/植草一秀
- ¥1,800
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日本を支配しているのは一体誰か
本書は近代日本国家の成立から
現代にいたる過程を俯瞰しながら
・米(アメリカ)
・官(官僚)
・業(大資本)
に加えて
・政(政治屋)
・電(メディア)の
5者による日本の支配構造を
様々な実例を駆使しながら明らかにし
そうした体制からの脱却を問いかけ
主権者としての国民の手による
真の意味での“日本の独立”を志向した書です
著者の植草一秀氏はTVなどでおなじみの経済評論家ですが
痴漢行為などによる罪に問われて一時期話題になった人物
しかしえん罪という話も一方ではあり
この問題はまだ解決に至っていないようです
正直そこらへんはよくわかりませんね…
でもまあ、いずれにしましても
500ページに及ぶ読みごたえ満点の一冊です
さらにもう一冊
↓↓↓
- 日本の盲点(スコトーマ) 洗脳から脱出する超技術/苫米地 英人
- ¥1,470
- Amazon.co.jp
こっちはすぐに読めましたね
著者の苫米地英人(とまべちひでと)という人
ただ者ではありませんぞ~
一体いくつの肩書を持っているのか…
脳機能学者、計算言語学者、認知心理学者、分析哲学者、カーネギーメロン大学博士etc…
こんなもんじゃありません
極めつけは
脱洗脳のエキスパートとしてオウム真理教事件に関わったり
アメリカの軍や政府関係者に対して
テロリストに洗脳されるのを防ぐための訓練プログラムを開発・指導したりと
なんだかヤバイ匂いのする人です
本書の論点はきわめて明快
日本は国家挙げての情報統制を図っているということを突きつめ
それに対処するための考え方や方法を具体的に提示しています
苫米地氏が本書だけでなく過去の本や様々なメディアを通して
繰り返し語ってきた概念が
スコトーマ=盲点
という言葉
これは
“人間の脳は自分にとって重要だと思われることしか認識しない”
という特質を利用した
政府とマスコミによる情報統制
…から
外れた
本質…
真実のメッセージを指しています
政府が伝達すべき情報や考え方を
意図的にコントロールする
その真意はどこにあるのか
本書はその一端を明らかにしてくれます
う~ん
本書の中で苫米地氏は
国民の無知を厳しく指摘しています
そして
実はそれは政府による策略であるとも述べています
まあ政府にとっては国民が無知な方が都合が良いのでしょう
だからこそ国民がもっと自覚して
情報を取りにいき
自分の頭で考え
行動してくれることを訴えています
ということで
2冊の本をご紹介しましたが
この2冊の本に共通しているテーマ
それは
日本のジャーナリズムの崩壊です
権力にピッタリと吸いついたメディアの論調
高い人権意識が求められるはずの
マスコミのその腐敗ぶりを
この2冊の本は
それぞれ別の角度から
ストレートに突いています
というわけで
あらためて
新聞やTV、あるいはネットなどから入ってくる情報は
あくまでそれを伝える側に立った情報だということを
再認識する必要…大ありですね
苫米地氏は3.11の震災以降の政府の動きを
つぶさに観察していて
情報統制の意図をより強く認識していると言っています
自分の目や耳に入ってくる情報や常識を
まずは疑ってかかることが
とても大切な気がします
最後に名言
「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」
by アルベルト・アインシュタイン
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