『建築の日本展』
ただいま
六本木ヒルズの森美術館にて開催中
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『建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの』
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近年
世界的に注目を集めている日本の建築
ヨーロッパの石造建築と対照的な
日本の木造建築の真髄を
長い年月をかけて育まれた
伝統と技術革新の系譜を通して俯瞰
古くは縄文時代の住居から
未来の計画案を含む最新の現代建築まで
100プロジェクト
展示総数400点を超える
膨大なスケールで迫った注目の企画展です
いやあ
興味深い展示でした
所々、写真もOKで嬉しかったですね
本展では
日本の建築を読み解くキーワードとして
9つの章に分類
1.可能性としての木造
しょっぱなから
巨大な立体木格子(設計:北川原温)に圧倒
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そして古代出雲大社本殿の
1/50の模型などを展示
ほかに「木組み」と呼ばれる
木と木をつなぎ合わせる技法の紹介など多数
2.超越する美学
日本建築に通底する美意識をあらためて再考
3.安らかなる屋根
日本建築の特質である屋根
その粋を極めた機能性、曲線美に注目
4.建築としての工芸
1970年の大阪万博の東芝IHI館(設計:黒川紀章)の
前衛的な威容
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また今回必見だったのが
千利休が秀吉のために建てた茶室
国宝『待庵』を原寸大で再現
わずか2畳の空間を体感
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利休の言葉
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5.連なる空間
丹下健三の自邸の巨大な模型に終始圧倒
彼の言葉です
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こちらは丹下の研究室の仕切り棚ほか
近代の有名デザイナーの名作家具を実際に用意
座っても
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そしてこのセクションで圧巻だったのが
齋藤精一+ライゾマティクス・アーキテクチャーによる
映像と音響を駆使したインスタレーション
題して
『パワー・オブ・スケール』
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レーザーファイバーと映像によって
展示室内に様々な建築空間を
3Dで浮かび上がらせるユニークな試み
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8つの建築が次々出現する
約5分間の不思議な体験でした
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6.開かれた折衷
6世紀の仏教伝来に始まり
様々な文化の融合や変容を経て
今に至る日本建築のありよう
7.集まって生きる形
現代社会における
新たなコミュニティのあり方を見直す上での
長屋、寺子屋など縁がつなぐ空間の伝統
8.発見された日本
フランク・ロイド・ライトなど
日本に影響を受けた世界的な建築家をご紹介
9.共生する自然
あくまで建築を自然の一部と捉える発想
未来へと連なるビジョンが示されます
というわけで
いやあ
なんとまあ濃密で
盛りだくさんな企画展でしょうか
日本建築の凄さを
鑑賞するだけでなく
体験を通して実感できる稀有な機会
是非ともオススメです
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