『建築の日本展』

ただいま

六本木ヒルズの森美術館にて開催中

↓↓↓

blog_import_6442f2d48fc64.jpg

『建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの』

↓↓↓

blog_import_6442f2d64783e.jpg

近年

世界的に注目を集めている日本の建築

ヨーロッパの石造建築と対照的な

日本の木造建築の真髄を

長い年月をかけて育まれた

伝統と技術革新の系譜を通して俯瞰

古くは縄文時代の住居から

未来の計画案を含む最新の現代建築まで

100プロジェクト

展示総数400点を超える

膨大なスケールで迫った注目の企画展です

いやあ

興味深い展示でした

所々、写真もOKで嬉しかったですね

本展では

日本の建築を読み解くキーワードとして

9つの章に分類

1.可能性としての木造

しょっぱなから

巨大な立体木格子(設計:北川原温)に圧倒

↓↓↓

blog_import_6442f2d6a6819.jpg

そして古代出雲大社本殿の

1/50の模型などを展示

ほかに「木組み」と呼ばれる

木と木をつなぎ合わせる技法の紹介など多数

2.超越する美学

日本建築に通底する美意識をあらためて再考

3.安らかなる屋根

日本建築の特質である屋根

その粋を極めた機能性、曲線美に注目

4.建築としての工芸

1970年の大阪万博の東芝IHI館(設計:黒川紀章)の

前衛的な威容

↓↓↓

blog_import_6442f2d768b1c.jpg

また今回必見だったのが

千利休が秀吉のために建てた茶室

国宝『待庵』を原寸大で再現

わずか2畳の空間を体感

↓↓↓

blog_import_6442f2d7c318d.jpg

利休の言葉

↓↓↓

blog_import_6442f2d80489a.jpg

5.連なる空間

丹下健三の自邸の巨大な模型に終始圧倒

彼の言葉です

↓↓↓

blog_import_6442f2d964f7f.jpg

こちらは丹下の研究室の仕切り棚ほか

近代の有名デザイナーの名作家具を実際に用意

座っても

↓↓↓

blog_import_6442f2d7054a7.jpg

そしてこのセクションで圧巻だったのが

齋藤精一+ライゾマティクス・アーキテクチャーによる

映像と音響を駆使したインスタレーション

題して

『パワー・オブ・スケール』

↓↓↓

blog_import_6442f2dab3a2e.jpg

レーザーファイバーと映像によって

展示室内に様々な建築空間を

3Dで浮かび上がらせるユニークな試み

↓↓↓

blog_import_6442f2dae2a92.jpg

8つの建築が次々出現する

約5分間の不思議な体験でした

↓↓↓

blog_import_6442f2db4c958.jpg

6.開かれた折衷

6世紀の仏教伝来に始まり

様々な文化の融合や変容を経て

今に至る日本建築のありよう

7.集まって生きる形

現代社会における

新たなコミュニティのあり方を見直す上での

長屋、寺子屋など縁がつなぐ空間の伝統

8.発見された日本

フランク・ロイド・ライトなど

日本に影響を受けた世界的な建築家をご紹介

9.共生する自然

あくまで建築を自然の一部と捉える発想

未来へと連なるビジョンが示されます

というわけで

いやあ

なんとまあ濃密で

盛りだくさんな企画展でしょうか

日本建築の凄さを

鑑賞するだけでなく

体験を通して実感できる稀有な機会

是非ともオススメです

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。