感動できる感性

先日

テレビで放映されていたので観ました

『この世界の片隅に』

↓↓↓

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いやあ

不覚にも

観終わって

涙が止まりませんでしたね

ふと

映画を観て

こんなに泣いたのって

ちょっと久しぶりかも

大切なことを

気づかせてもらったように思います

あらためて

つくづく

映画を観て

感動できるかどうか

正確には

自分自身

感動できる感性を失ってはいないか

感性が枯渇してはいないか

これは

映画の内容云々がつまらない

とかとは

別の話で

思い起こせば

僕が高校生や大学生の頃

映画の面白さに気づいて

名画という名画を

貪るように観ていた時に抱いた

あの新鮮な感覚

流れている映像

映し出される場面場面に

つど驚き

胸躍らせ

文字通り

感動したものです

って

あらためて

もし

いま観直したら

果たしてあの頃のように

感動できるのでしょうか

う〜ん

かなり

目が肥えてしまった部分もあるでしょうし

それと何より

年齢とともに

感性が衰えてしまった可能性大ですね

まあこれは

何も映画に限らずの話でして

ふと

そういえば

さらにはるか昔

子供の頃

本屋さんで

『がんばれ元気』を立ち読みしていた時

お父さんが死んじゃう場面で

つい号泣しちゃって

子供ながらに

とても恥ずかしかった記憶がありますが

そういうの

もうないのかなぁ

これは

大人になる過程において

つまり社会に適応していく中で

必然的に

退化していく

あるいは

自ら捨てていく

しかし大切な要素のひとつ

なのかもしれませんね

まあ

そうした感性(感受性)

引きずったままだと

厳しい大人の世界を

渡り歩くことなどできない

という

無意識下における

いわば

防衛本能の結果

とも言えるわけで

ああ

でも

もう一度

あの時のような

感動できる感性を再び取り戻したい

って

なかば現実逃避にも似た心境で

当時を懐かしむ僕が

いましたとさ

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