読響〈第九〉公演
先日
どしゃ降りの中
かみさんと2人で
赤坂のサントリーホールに行ってきました
↓↓↓
大体、年に1~2回
子供を実家に預けて
2人だけで出かけるようにしています
まあその時々で
興味のあるコンサートや踊りなどを鑑賞しています
つかの間子供から離れて
気兼ねなく過ごすのは
特にかみさんにとっては
いいリフレッシュにはなるのかな、と思いますね
ということで
今年はちょっとベタですが
年末恒例
読売日本交響楽団による
ご存知
ベートーベンの
「交響曲第九番〈合唱付き〉」
の演奏会に行ってきました
↓↓↓
いやあ
生オーケストラは久々です
演奏はかの読響ですから
これはもう鉄板ですね
席は右寄りの前から7列目
舞台から近いです
高まる期待感を抑えつつ
開演を待っていると…
ふと
なにやら右上方の席で
ビデオカメラやスチールを持って構えている一団が目に止まりました
ん
プレスか何かの人たちかな
ははあ
誰か有名人が来てるな
芸能人かな
それとも
○○の宮とかいう
皇室の親戚の人とかでも来てるのかな
なぁ~んて
と
程なくして
やにわに右上方席がざわつき出し
同時に客席からも
歓声らしきものが飛び交い…
すると
なんと
やがて
天皇、皇后両陛下が
目の前に姿を現したでは
あ~りませんか
いやあ
びっくりしましたね
僕はもちろん初めてです
それもほんの5~6メートルの位置とは…
しっかしお二人とも
ある意味とってもキラキラしていて
なんだか自然と拝みたくなる心境でしたね
終始
慈愛に満ちた笑みを絶やさず
手を振り続けておられましたね
いやはや
思わぬサプライズに
すっかり面食らいまして…
しかしやがて静寂が訪れ
さあ
いよいよ演奏開始です
指揮は
巨匠デニス・ラッセル・デイビス
この人
まるで聖職者の佇まいです
厳かな中にも
ほのかな人間味を垣間見せ
渾身の力でタクトを振ります
そして
圧巻の演奏
間近で体感
すごい迫力です
第一ヴァイオリン奏者である
ダニエル・ゲーテの存在感も
際立ってましたね
と
つくづく感じることですが
オーケストラの楽団というのは
基本的には
規律と抑制が重んじられる
ある意味、堅物な人たちの集団
…という先入観がついてまわりますが
なんのなんの
そんな黒づくめの
一見無表情な奏者たちから発せられる
この音の豊かさ
まさに様々な表情を見せてくれます
そう
この人たちの自己表現の手段は
どこまでも音
そこにすべてを込めるんですね
この慎ましやかな表面とは裏腹の
強烈な個性たち
まさに音がひしめき合っています
表現に対する飽くなき欲求と
その発露を
抑制の効いたオブラートで包み込む
この静と動のギャップが
う~ん
たまりませんね
と
第九は
これはもう言うまでもないですね
まさに感謝
つまりは
神への賛美ですね
神秘的な始まりから
スピーディでリズミカル
花畑のような緩慢を経て
やがて
歓喜へと至る
その猛烈な昂揚感
独唱と合唱がホントもうすごいです
全身鳥肌が立ちます
そうして
潔い結尾まで
う~ん
第九はいい
これを芸術と呼ばずして何と呼ぼう
やはりオーケストラは別格です
最高ですね
というわけで
大雨の中を帰りしな
2人でお店に立ち寄り
ワイン片手に
興奮冷めやらぬ状態で
たった今味わった感動をあれこれと喋り合ったとさ…
おっと
地中海のオリーブマリネがワインとよく合う
↓↓↓
至福のひとときでした
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