映画『ゾンビ』
う〜ん
依然として収束する気配を見せない
…どころか
日を追うごとに拡大の一途を辿っている
新型コロナウイルスの感染状況ですが
日々拡散していくこのスピード感が
なんとも不安を掻き立てますね
ホントこれ
どうにかならないものですかね〜
と
話は変わりまして
昨年11月に
日本公開40周年を記念して
復元版がリバイバル公開された
ジョージ・A・ロメロ監督(1940-2017)の
ご存じ
『ゾンビ』(1978)
↓↓↓
何を今さら
って
なんのなんの
あらためて本作は
世にあまたある
ゾンビ映画の定型を形作ったとされる
まさに伝説の映画なのです
本作は
ロメロのリビングデッド・シリーズの2作目に当たりまして
1作目が
ゾンビ映画の元祖と言われる
『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(1968)で
2作目となる本作『ゾンビ』は
低予算によるB級ホラーの域を出なかった1作目を
さらにアナーキーでパワフルに進化発展させ
物語の舞台を
1作目の墓場から
郊外のショッピングモールへと移し
そこに立て籠った人々と
外に溢れ返るゾンビたちとの
決死の攻防を描いています
↓↓↓
とまあ
それって今では全然目新しくないシチュエーションですが
すっかり当たり前のように定着して久しい
ゾンビ映画の概念
現在に至るまでしっかりと踏襲されている
いわば基本スタイルを確立したのが
この2作目となる『ゾンビ』なのです
と
ではあらためて
ゾンビの定義とは
一体何でしょうか?
1.死者が蘇って生者の肉を喰らう
2.噛まれた者もまた、ゾンビになる
3.脳を破壊されるまで動き続ける
ハハハ
なるほど
僕らが当たり前のように知っているゾンビの
まさに原型というわけですね
って
それはそうと
つくづく
いま世の中は
“リアルゾンビ”の時代ですね
現代におけるゾンビとは
これすなわち
増殖蔓延する数々のウイルスと捉えることができ
やれ
SARSだ
ノロだ
ロタだ
エボラだ
はたまた鳥インフルだ
と
こうした数々のウイルスとは
つまるところ
形を変えたゾンビに
他ならないわけでして
ウイルス感染に対する恐怖
感染者を排斥する心理は
そのままゾンビに対するそれと
オーバーラップしますかね
まさに目に見えないがゆえの不安と
周囲への猜疑心が募る一方の現代社会を
如実に反映していると言えましょう
もともとロメロ監督は
1968年製作の第1作目で
ベトナム戦争によるアメリカ国内の疲弊化によって
人々の中に蔓延する潜在的な不安を
ゾンビという形で表現したと言われています
…が
現代においては
う〜ん
まさにウイルスが直裁に当てはまるかなと思いますね
しっかし
いまやすっかり鉄板ジャンルとして
人気が定着している
このゾンビ映画ですが
今までに製作された本数は
一体どれほどの数にのぼるのでしょうか⁈
今後もまだまだ増える一方のようでして
まるでゾンビに噛まれて増殖する
感染者そのもののようですね
まあでも
それだけゾンビが人々にとって
ある種
身近な存在として親しまれているということでしょうかね
つくづく
↓↓↓
それはそうと
新型コロナの行方が気になりますね
マスクが不足しちゃってホント大変です…
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