デヴィッド・リンチ追悼

さる1月16日(米時間)に
デヴィッド・リンチが逝去された
との報に接しました
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享年78歳
う〜ん
悔やまれますね
リンチ最後の作品
『インランド・エンパイア』を製作したのが
2006年ですから
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もう20年近く
映画は撮っていませんでしたが
近年製作されたドキュメンタリー
『デヴィッド・リンチ:アートライフ』で
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自身や作品のことを語ったり
アトリエで創作に励む姿が映し出されていて
ちょっと嬉しかったものです
と
つくづく
僕が20代前後の多感な頃
特には80年代から90年代にかけて
デヴィッド・リンチは
ちょっと特別な存在でしたね
まあ
あの頃の僕は
リンチかクローネンバーグか
といった趣向でして
どっちかというと
リンチでしたかね
でも90年代に入って
『ツインピークス』で
世界中が熱狂に包まれたときは
正直、戸惑いを覚えたのを記憶しています
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『ツインピークス』それ自体は面白くて
僕も当時は
もちろん夢中で観たものですが
いかんせん
僕の中でリンチは
どこまでもアングラな存在でいてほしかった…
でもよくよく
その前に撮った
『ワイルド・アット・ハート』(1990)しかり
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その後に撮った
『ロスト・ハイウェイ』(1997)しかり
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彼は決して
メインストリームを目指しているわけではないと
思い至って
内心ホッとした
といいますか
嬉しかったものです
まあ
リンチの最高傑作は
間違いなく
『マルホランド・ドライブ』(2001)で
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自身が追い求めた
魅惑的な悪夢の世界観を
これほどまでに完璧な形で
具現化してしまったら
いやあ
もう
映画はやり切った
これにて終了
という心境になるのも
無理はないのかなと思います
その後の『インランド…』は
はっきりいって
余興のようなものでしたからね
ただリンチは
映画は撮っていなくても
その後も
自身のアトリエにこもって
創作活動を続けていたことを
上述のドキュメンタリーで知って
つくづくこの人は
クリエイターなんだな
ということを実感し
あらためて
畏敬の念を抱いた次第です
というわけで
デヴィッド・リンチ
真に偉大な芸術家でした
心よりご冥福をお祈りします
おまけ
リンチの作品について
以前僕が書いた記事を転載
◎『エレファント・マン』→こちら
◎『ブルーベルベット』→こちら
◎『ワイルド・アット・ハート』→こちら
◎『ロスト・ハイウェイ』→こちら
◎『マルホランド・ドライブ』→こちら
◎『ツインピークス』新シーズン→こちら
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